必見!フリーランスSEに多い失敗 「先行投資」と言う名の単なる「浪費」
フリーランスSEになる一番のメリットは、時間とお金が増えることです。
会社員SEと比較すると、以下の点から額が上がり大変嬉しい気持ちになることでしょう。
加えて時間も増えますから、自分の好きなことに熱中できます。
しかし、多くのエンジニアはこの増えた時間とお金の使い方で躓いてしまいます。
フリーランスSEになって増えたはずの時間とお金が、
会社員時代と基本変わらないくらいの額になってしまう人もいれば、
最悪の場合、会社員時代よりも下がってしまうことにもなりかねません。
なぜでしょう?
今回はフリーランスSEになりたての方が陥りやすい失敗についてご紹介します。
時間とお金の使い方や今後身につけるべきスキルについて、私の考えをお伝えします。
収入よりも支出が増えたら元も子もない!
まず大前提としてフリーランス=個人事業主、いわゆる1人社長です。
そのため、報酬(売上)、経費、先行投資という考え方を抑えて置く必要がありますね。
ただ、私が当ブログで提唱している働きはフリーランスSEという、SEならではの特殊な業態のため完全なる個人事業とは言いづらい。
下記画像の通り、中途半端な位置であることを認識してください。
一般的にお金の使い方には、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
- 消費
- 浪費
- 投資
今回、フォーカスを当てるのは「先行投資」と言う名の「浪費」です。
私が現役時代、周囲の参考できないフリーランスSEを前提に解説していきますね。
失敗が多すぎる、先行投資と言う名の浪費
先ほど挙げたお金の使い方を解説すると、
- 生活する上で必要不可欠な買い物は「消費」
- 趣味や娯楽のほか、先々に繋がらない買い物は「浪費」
- 将来のための勉強や、新しい知識を得るためのお金は「投資」
この3つの差が明確に分かっていないと、
「投資」だと思って「浪費」に走り、結果的にマイナスになりかねません。
実は私にも苦い経験があり、みなさんにも同じような失態をしてほしくないためこのブログを公開しています。
よくある「浪費」失敗談として"人脈獲得"について挙げさせていただきます。
「フリーランスだと人脈は重要!」という言葉が常々ついて回ります。
しかし、人脈獲得のための「浪費」というのもまた多いことも念頭に入れていただければ。
私はこれを「なんちゃって人脈」と言っています。
私がフリーランスSEになって間もない頃、
人脈を増やそうと思いイベントや飲み会など誘われるものには全て参加しました。
当然、常駐先のイベントなども積極的に参加しました。
結果、収入や貯蓄よりも支出のほうが上回ってしまい…
家賃を滞納するまでになったこともあります(苦笑)
で、得られた結果としては何も生まれず、契約は終了し別現場への異動となりました。
浪費の原因は「目標」がなかったから
大事なのは目標設定。
目標設定がブレていると、どうしても扱いがだらしなくなります。
前述した「なんちゃって人脈」の例で言うと、
異業種交流会や別の飲み会などで出会った方と仲良くなり、ビジネスの話も交わすことがしばしば。
でも「何か面白いことをしよう。」という、"何か"がブレブレな状態で出会ってもぶっちゃけ、何も生まれません。これ絶対。
そして、例え動けたとしても結果がついてこない。
その時の言い訳が「なんでもいいから何か動くことが重要」とのこと。
うまくいかなかった経験を反省し、次回に繋げられるのならそれは立派な投資と言えますが大多数は、経験に満足し終了する。
それは「投資」ではなく「浪費」です。
私自身、出会った交流を交わした人と「何か生み出されたか?」と思い返してみると、半分以上は意味のない回だったように思います。
名刺はありますが、名前も顔も思い出せないですしそのままゴミ箱行きですね。
最たる例は相手の人脈を奪いに来て、信頼を失う可能性も
フリーランスで一番重要なのは「人脈」というより「信頼」です。
この異業種交流会とかで起きる一番最悪なのが、相手が人脈を奪いにかかってくることです。
個人的に絶対といって居るのが転職エージェントや生保の営業などがその例です。
エンジニアの集まる所にやってくるのは当然ですが、ガツガツした営業などは正直引きます。
当たって砕けろ戦法なので、大体そういった交流会に潜んでるといっても過言ではないでしょう。
最悪なのは、あわよくばあなたの友達も狙っています。
私も、生命保険の営業をかけられたりMLMのネットワークビジネスなどに勧誘されたり、無意味にコネを繋げたがるエージェントなどの営業…何度狙われたかしれません。
こういった人脈構築にお金と時間を消耗していると、当然ながらお金は増えるどころか減る一方です。。
すると、むしろ会社員のままで
「お金はあるんだけど使う時間がない!」と嘆いていた時の方が貯金できてました。
なんてことも起こりえます。
こうして、
「やはりフリーランスは厳しい。昔はよかった!やはり誰かに管理してもらいたい」と会社に戻ってしまう人がいます。
せっかくフリーランスとしてスタートを切ったのに、結局管理される側に戻ってしまうなんて非常にもったいないです。
このブログを読んで下さっている皆さんには、絶対に陥って欲しくないパターンです。
フリーランスになる上で最低限必要なこと
前述した悲しいパターンに陥らないためには、下記2つがとても重要です。
- 目標設定と行動計画
- 必要最低限のマネーリテラシー
1、目標設定と行動計画
目標設定は一番はじめにやるべきことです。
自分は何のためにフリーランスSEになるのか、もっと言うとその目的達成のための単なる手段にフリーランスSEがあったということです。
別に目的が明確出ないからと言って、フリーランスSEなれないわけではありませんが、
明確であれば、増えた時間とお金を使って何をするべきかが見えてきます。
航海を例で言うと、目的値を定めて出航しているか、ただしているだけなのかという差です。
この目標設定というポイントは自分で考えると難しいので、まずは私が開催している講座を受講いただければと思います。
2、必要最低限のマネーリテラシー
フリーランスになった上でどんな知識を身につけるべきか。
そう質問された際に私がよく回答するのは大きくわけて以下の3つを挙げます。
その上で取り急ぎ身につけるべきはマネーリテラシーです。
大抵、日本国内で働いてる方のほとんどがお金についての金融教育が欠けています。
さらに前述で挙げたように「投資」と「浪費」は見誤りがちです。
先行投資と思っても、結果が繋がらなければ全て浪費。そう割り切った方がむしろ次に活かせるでしょう。
ご自身の目的に合った行動を積み重ねるためにも、土台となるお金の知識を正しく身につけましょう。
総括:マネーリテラシーを土台に成長!
最後に繰り返しになりますが、
フリーランスになる一番のメリットは時間とお金が増えることです。
その増えた時間とお金を無駄に使わないためにも、最低限のマネーリテラシーはとても重要です。
多くの人は、
「お金に関する情報は入ってくるけれど、理解する知識がないから活用できない。」
という段階にいます。
いわゆるザルの状態。
受け取れる環境はあるものの、全て底が穴空いてるのでそのまま流されているといっても過言ではありません。
土台となるマネーリテラシーを身につけ、そこから徐々にビジネスやITスキル、語学スキルなどを身につけていくことをおすすめします。
マネーリテラシーに自信がある方もそうでない方も、
この機会に「お金の使い方」を見直してみてはいかがでしょうか。