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フリーランスSEという働き方を絡めた「ワーク」「マネー」「ライフ」の3つの観点からSEのスタイル革命を提供

フリーランス化で成功するSEと失敗するSE

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以下はキャッシュフロー・クワドラントと言われれる図です。

この図は、ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」という本のなかで紹介されています。

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フリーランスSEは

E(従業員)クワドラントとS(自営業者)クワドラントの中間の定義しづらい位置にあります。

(以下、Eクワドラント・Sクワドラントとします。)

 

本来、フリーランスSEは独立した自営業者なのでSクワドラントですが

という特徴があるため、Eクワドラントの感覚でフリーランスSEとして働いている方もいます。

Eクワドラントの感覚で居続けるSEは、フリーランスになっても失敗する可能性が高いです。

 

失敗しないためには、Sクワドラントのあり方を身につける必要があります。

私は「SEはSクワドラントになるべき」というテーマを元に発信しているため

フリーランスSEという働きはSEにとってハードルが低く、次のステップへ進めるメリットがあります。

 

しかし、簡単にフリーランスSEになれる環境になってきているため

派遣社員のような感覚のまま案件に入り、途中でプロジェクトから外されてしまうという方が多くいるのです。

 

全体の半分が「営業お断り」をされている?!

 

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フリーランスSEとして働いている方のなかで

途中で信用を失って契約を切られ、「営業お断り」とされてしまう方が

なんと全体の半分以上います。

この方たちは、Eクワドラントの感覚のままフリーランスSEになってしまった方ですね。

 

自分は社長・個人事業主である。という自覚を持ち

Sクワドラントのマインドで堅実に続けていける方は、全体の半数もいません。

この続けていける方のうち

「単価を上げてでもこの人を獲得したい!」と思われる方は

1割くらいになるでしょうか。

 

せっかくフリーランスSEになるなら、失敗しない方法を知って

ぜひとも上位1割の成功者に入りたいですよね。

 

今回は

  1. Eクワドラントに近いフリーランスSEが失敗する3つの理由
  2. Sクワドラントの成功するSEになるための4つの心構え

 

以上について触れながら、フリーランスSEのあるべき姿を紹介していきます。

 

 

Eクワドラントに近いフリーランスSEが失敗する3つの理由

営業お断りが全体の半数以上ときくと

スキルの高い限られた人しか生き残っていけないのでは…?

と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、違います。

重要なのはプロとしての対応。

 

先に述べたキャッシュフロークワドラントのEクワドラントからSクワドラントへ

考え方をシフトすることができれば、上位1割の成功者になることができます。

 

1、 be(あり方) do(行動) have(結果を得る)の考え方

結果を得るためには行動することが必要です。

ただ、むやみに行動してもベクトルがずれていたら意味がありません。

目的がきちんと定まらないまま何かやらなければ!と焦って行動しても

得たい結果にはたどり着けません。

 

結果を得るにはまず、土台となるbe(あり方)がしっかりしていることが重要です。

 

つまりは、「なぜ、フリーランスSEになったのか?」という点。

多くの方が、単純にフリーランスSEは会社員に比べお金が増えるから・・・と回答されますが、ではお金が増えてどうするの?という回答は考えていません。

生活が豊かになる、ぐらいしか。

 

この「なぜ(why)」を明確にする必要があり、

さらにはフリーランスSEは目的・目標達成のための単なる手段の一つ」に過ぎないわけです。

 

2、フリーランスSEに必要な現場での対応能力

 

自分自身を"社長"と捉えた場合、

自分を営業してくれる営業さん、働いてる現場、

全てが取引先という表現になりますよね。 

 

その周囲に一方的なワガママを押し付けるのではなく、相手との信頼関係をうまく構築すること必要です。

 

ちなみに、私がキャリアコンサルする中で一番勧めたくないのが「上から目線」のエンジニアです。

感謝の気持ちが理解できないフリーランスは、たとえどんなにスキルがあっても現場からは毛嫌いされるでしょうし、まず私は紹介したいとも思わないですね。

むしろ、クレームがきて信用の失墜につながります。

 

派遣社員の働き方に似ているからか、

  • 「何かあったら提携先の営業に頼ればいい」
  • 「営業が自分の身を守ってくれるのは当たり前」
  • 「営業なんだから登録している自分に仕事を持ってくるのは当然だ」

このようなマインドで仕事をしている方が非常に多いのです。

 

失敗してしまう半数以上の方は、このようなEクワドラントから離れられない方たちのことです。

  

もし自分が失敗したとき、営業さんが助けてくれたら

自分の要望どおりの、ぴったりの案件を見つけてくれたら

感謝の言葉を絶対に伝えましょう。

 

あなたは会社に雇われた従業員ではなく、フリーランス

社長ですから営業さんが助けてくれるのは当たり前ではありません。

 

「自分の面倒を見てくれるエージェント」ではなく、

「自分のスキルを信用し、仕事を探してくれるビジネスパートナー」として接することができているかどうか、考えてみましょう。

 

そんなこと当たり前!

と思うかもしれませんが、この当たり前がなかなかできていないものです。

 

もしあなたが信用のある、評価されているSEなら

提携先の営業さんからもプロジェクト先の方々からも長く取引をしたいと思われるでしょう。

こうして日頃から信用を積み重ねていれば

「単価を上げたい」「もっとスキルアップできる案件移りたい」など

次の要望を営業さんにお伝えするのもスムーズですよね。

 

3、提携先をどう選ぶかも重要

また、派遣感覚で現場にいくフリーランスSEが多いように

機械的に派遣する感覚で対応しようとする提携先(エージェント)もあります。

なぜならエンジニアをたくさん集めることでどんどん案件をとれるので

成約件数を第一に考え、早くプロジェクトを決めさせたい。

といった流れ作業的な対応の方にあたってしまうこともあります。

 

エンジニアは来るもの拒まずの感覚になり、当然前述した"上から目線"のSEさんもそのまま提案に至ります。

それが悪いわけではありませんが、入り口部分は簡単ですが出口は別にフォローされないということです。

機械的な対応なので当然ですよね。

 

少人数で、親身に要望を聞いてくれる、

相互に協力でき将来についても相談乗れる提携先で働くことが、

個人としては重要なのではないでしょうか。

 

フリーランスSEとして成功するために、原点であるプロ意識にたちかえって自分のあり方を見つめ直してみましょう。

 

まとめ

Sクワドラントへシフトするために

自分は個人事業主。社長であるという意識で仕事をする。

提携先の営業さんが何でも助けてくれるという考えは捨てる。

長くお付き合いする方なので、提携先選びも慎重に!

 

Sクワドラントの成功するSEになるための4つの心構え

フリーランスSEは

Sクワドラントの意識で仕事をするべきです。

Eクワドラントのままでは仕事を失いかねません。

大副業時代といわれている今、本業のみの一本足打法では生き残っていけないのです。

 

以下ではフリーランスSEとして成功するために必要な心構えを4つ、紹介します。 

1、 ITを活かした複業を考える

 

まず、あなたがやりたいことは何か考えましょう。

それを事業にするためには、人の役に立つビジネスかどうかを考えましょう。

 自分がやりたいことをやり遂げて満足するだけでなく

感謝してくれる相手がいる。その相手が喜んでくれるから頑張れる。

その上で、"相手が求める"モノがITスキルで解決できるようなものならば、スキルという強みでアドバイスできます。

 

別にITスキルが無くても事業は成り立ちますが、このような小さいちょっとしたことに解決する手段を提示することで事業に繋がっていきます。

初めは身近な1人から初めた小さい事業が、拡張や別事業への横展開や全国展開などへと変貌することに繋がるスモールステップとなるかもしれません。

 

好循環が起こる事業を持つことができれば、楽しく稼げるフリーランスSEになることができます。

 

2、自己投資は短期的視点より、長期的視点

エンジニアは自己投資に時間とお金を費やさないケースが多い。

特にメンタルに関連する自己投資にはおろそかにするのがほとんどではないでしょうか。

形が見えないものにお金を支払うのは勿体無いという観点。

「意味あるの?」と思われがちですが、初めの方向性などを決めるのはすごく重要です。

自己投資して、すぐにリターンが生まれるものは、案外長期に渡りリターンは少ない。

なら、長期視点に置き換えることで土台を鍛えることが重要かと。

 

また、多いのがトレード能力などを身につけるという自己投資。

トレードなど金融商品への投資はギャンブルに近いためリスキーですから 

安易に手を出すのはやめましょう。

 

0から1を作ることができるSEなら、長期的に成長できる事業、人から必要とされ、感謝される事業をつくることが実は容易にできます。

 

3、浪費と投資の違いを知っておく

 

増えたお金と時間を自由に使えるようになったフリーランスSEに多いのが、

浪費に走ってしまう方です。

 

セミナーや個別相談でもよくお話するのですが

実は私も浪費に走り、家賃を滞納した過去があります。。。

※もちろん今はちゃんとお支払いしています!笑

 

皆さんはそうならないために、

自分のためにお金と時間を投資したら、そのぶん回収することを意識してほしいです。

例えば、

「ビジネスに関する本を買った」

「セミナーに参加した」

この行動を自己投資だと思う方がいると思います。

 

たしかにビジネスに関する知識を収集するのは大切なことです。

しかし本を読んだだけ、セミナーに参加しただけで終わりでは

お金と時間の浪費で終わってしまいます。

その得た知識を実際に使うことができて初めて、自己投資は意味があるのです。

 

行動にも"目的意識"が重要です。 

なぜ、そのセミナーへ参加したのか?などです。

 

4、何をやりたいのか?目的を明確にする

 

フリーランスSEとして成功するために一番重要なのが、目的を明確にすることです。

個別相談でお話を聞いていると、フリーランス化を考える方の中には目的が明確でない。何をやりたいかわからないという悩みをお持ちの方が非常に多いです。

 

だから、目的がまだはっきりしない方は目的を見つけるところに一番お金と時間を投資するのがいいかと思います。

  • 自分は何をやりたいのか
  • ITスキルを使って、何をしたいのか
  • 誰の役に立ちたいのか

以上が明確になるまで、だいたい1年くらいはかかると思います。

ここが明確でないとせっかくお金と時間が増えても浪費に走ってしまいますし

目的がぶれてしまうと、長期的に成長できる事業は作れません。

 

 

目的が見つかっている方、be(在り方)がしっかり定まっている方は行動するための計画を立てましょう。

お金が足らないなら、お金をどのくらいためればいいのか。

お金と時間が増えるのが、フリーランスSEになる最大のメリットです!

どのように使うのか、具体的に計画を立てていきましょう。

 

まず以下について、じっくり考える時間をとってください。

  • 自分は何が得意か、何のために仕事をしたいのか
  • 得たい結果は何か
  • そのためには具体的にどのような行動が必要か

 

まとめ・成功するために必要な心構え4つ

  1.  ITを活かした複業を考える
  2. 自己投資は短期目標より、長期目標
  3. 浪費と投資の違いを知っておく
  4. 何をやりたいのか?目的を明確にする

一番大切なのは4番目。時間をかけて目的をはっきりさせることが重要。

 

総括

今回はフリーランスSEのあり方ということで、フリーランスSEとしての心構えをお伝えしました。

 

最後に総括も兼ね、私の座右の銘をお伝えします。

 

「現状維持は退歩なり」

 

SクワドラントのフリーランスSEとして成功し続けるには、現状維持に満足してはいけません。

たとえ目的がしっかり定まって、計画を立てて行動して、得たい結果にたどり着いたとしても、です。

この先5年、10年と活躍していくためには、何か達成したらまた新しい短期的なゴールを設定し、常に前へ進むために行動し続ける必要があります。

 

そのためには

このフリーランスSEのあり方の部分を抽象的でもいいので

まずは1年くらいかけて明確にし、常に意識してほしいです。

 

マインドセットがしっかりしているかどうかは、何かを達成したいときに一番大切です。

フリーランスSEの場合、現状のスキルよりも重要といえます。

一緒に仕事をしたいと思われるかどうかに関わりますからね。

 

これからフリーランスSEになりたいと思っている方も

もうすでにフリーランスSEとして活躍中の方も

 

今回のブログを読んでいただいて

自分はどうありたいか、どうあるべきかをしっかり見つめ直すきっかけにしていただければと思います。

他業種にはないフリーランスSEだけの魅力と欠点(メリット・デメリット)

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カメラマン、アナウンサー、美容師・・・など
フリーランスとして働ける職業は様々です。

 

フリーランスは自分の好きな仕事だけを選べるというプラスイメージがある反面

  • 営業が大変
  • 仕事がなくなるかも
  • やがて単価が下がりやっていけなくなる・・・

といったマイナスイメージもあります。

 

そんななか、

フリーランスSE」は他のフリーランスという働き方に比べ、比較的ハードルが低いとされ注目されています。
なぜ他のフリーランスと比較して、フリーランスSEが話題になっているのでしょうか。

 

 

注目を浴びるフリーランスSEのメリット

メリットを細かくあげると人それぞれに対していくらでも出てきますが、

今回は共通的に私がお伝えしている

「時間とお金が増える→増えた時間とお金で何をするか?」

という観点に絞り、メリットを挙げていきます。

 

SIer業界のピラミッド構造が意外にミソである

SEが不足している会社が、SEがいる下請け会社へ依頼

その下請け会社が、そのまたした下請けに作業を依頼…

このように、どんどん作業をアウトソースしていきます。

 

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この構造は下になればなるほど単価は低くなる日本典型的なピラミッド構造です。

ただ、このピラミッド構造は一見デメリットの塊のように見えますが、

フリーランスSEという働きからすると、

SEの仕事はなくなりませんし、プロジェクトは複数立ち上がります。

これらは以下からお話していきますね!

 

気になる案件を自分で選ぶことができる

SEとして働いてる方の多くはモノづくりが好きで入社している方が多いため、開発に携われやすい案件を選ぶ方が多いです。
しかし会社員SEの場合、会社が受注した案件に上司の調整でプロジェクト参画が決まります。

新人であるならば、経験を積む目的が多いため人手不足となっているプロジェクトへ参画することは良いと思います。

しかし3年目を超えるあたりから、希望案件を出したくなります。

新たなスキルを経験したい、成長したい。

しかし会社員SEの中で、頑張るエンジニアほど人手不足となっているプロジェクトに割り当てられ、希望が通らないケースが多いです。

 

もしくは上司へ出した希望のこじつけで、人手不足となる案件に参画となるケースもあります。

 

ちなみに私は常に炎上案件に割り当てられていました(笑)

 

フリーランスSEはエージェントに要望を伝えた上で案件を探してもらい、

自分の判断で、自由に案件を選べることができます。

例えば、

スキルアップ目的も前提の上で、チャレンジすることだってできます。

私の場合は、空いた時間を有効活用したかったため真っ先に安定期に入ってる案件を選ぶケースが多かったです(笑)

 

圧倒的に簡単に複業ができる

現在、日本は副業解禁時代と言われ、ルールの改定が著しく変化しています。

当ブログでは、副業と称すのではなく複業(複数の事業展開)と称していますので、以下、複業とします。

 

会社員の場合、以下のとおり複業構築は簡単ではありません。

  • 会社にばれると怒られるかもしれない
  • 複業で収入が増えることに対する同僚からの嫉妬
  • 利益相反行為に当たる可能性を示唆される

 

SEにとって、仕事で用いるITスキルは他業種から見ると素敵すぎるスキル。

つまり、大きくなくてもスモールビジネス構築程度のスキルがあるのに、会社員という環境のせいでしづらいのです。

 

一方、フリーランスなら会社にお断りをいれることも当然無いため、

自分のやりたい事業にいつでも挑戦できます。

ITスキルを活かしてどんどん成長していきたいと考えている人にとって

フリーランスSEはとても良い働き方です。

 

身につけたいスキル・知識が選べる


会社員の場合、プロジェクトに必要な業務知識を覚えるようにと指示され

業務知識を覚える時間がかかるため、自身として覚えたいスキルを覚える時間がなかなか取れません。

資格についても同じで、会社から指示された資格をまず取らなければならないので

自分の目指す方向に進むのが難しいのです。

 

ある程度の年数、社会人経験がある方なら会社で必要とされるスキルよりも必要な知識やスキルがあるとわかるのではないでしょうか?

当然、ITスキルや業務スキルも仕事の都合上、勉強し続ける必要がありますが生活する上での抑えておく知識は幅広くあります。

自身が色々挑戦したい場合、新たな知識を得ようと心するならば自らの意思で取り組むことができます。

会社の方針で資格試験などの勉強は不要となりますね。

(IT業界で働く方々は会社の方針で資格をとることを勧められるケースが多いですよね。)

 

プロジェクトの責任者にはならならいでよい→時間が増える

責任者になれない、というのは人によってはデメリットになる方もいるかもしれません、裏を返すと「時間が増える」ということ。

 

簡潔にまとめると、以下のような特徴があります

  • メンバー要員として責任は軽くなるケースがほとんど
  • 後輩の育成など会社の事務に関わる必要はない
  • 出張や転勤は基本的にない

 

マネジメント要員として責任ある立場を希望することで単価アップを狙うケースもありますが、冒頭で話したとおりSEの多くは「モノづくり」が好きな方が多いので開発を目指す方が多いですね。

 

 
会社員は年齢が上がるに連れ、今度は後輩を育成しなければいけません。

会社の将来にとって大切な仕事ですが、自分のスキルアップに時間を使いたい方にとってはストレスに感じてしまうのではないでしょうか。

フリーランスSEであれば人材育成に深く関わることがないので、この時間も取られなくて済みます。

  

案件も自分で選ぶことができるため、ライフプランを立てやすいのも魅力です。

フリーランスSEの場合、もし出張や転勤を伴うプロジェクトの場合には

面接の際に開示されるので、転居したくない場合にはお断りすることができます。

 

 

以上の理由から、フリーランスSEという働き方は会社員SEと比較して、とても注目されているのです。

  

まとめ・フリーランスSEになるメリット:

フリーランスSEになることで自由に使える時間とお金が増える。

その増えたお金と時間を使って、自分が身につけたい新たな知識を手に入れることができる。

 


大多数が抑えられていない、フリーランスSEになるデメリット

  • 「時間が増えた」
  • 「お金が増えた」

それだけで満足してしまっては5年後、10年後と考えた場合

絶対にSEで居続けられるという保証はありません。

 

「安定」という概念は、すでに崩壊しているという点ですね。

 

現状維持では将来、仕事を失う?!

皆さんには、今はSEにとってバブル期だと思ってほしいです。

 

2020年のオリンピックを控え、供給が追いつかないくらいに

需要が増えている。というのが現状です。

しかし、これは一時的なもので、数年後には終わりが来ます。


2022年には、バブル期で増えすぎてしまった人材が

急に仕事を失う時代になると予想されます。

なぜなら自動化やAIの台頭などで、今までSE専門とされてきたスキルが一般的になってしまうからです。


欧米では導入されているのですが、

今、プログラミング言語がわからなくてもプログラムを作ることができるソフトができています。

まだ国内で使われていないだけで、いずれ入ってきます。


現状維持で満足していると、

「あの時、勉強していれば良かった・・・」と後悔することになります。

 

フリーランスSEはスキル不足だとクビになる


フリーランスSEには当然、即戦力であることが求められます。

エージェントに勧められ、軽い気持ちでフリーランスになると危険です。

現場に入ってみたら通用しない程度のスキルだった場合

会社員ではないので簡単にクビを切られてしまいます。

 

今、派遣登録感覚ですぐに簡単にフリーランスになることができてしまいます。

最も重要なマインド「自分は個人事業主。プロフェッショナルである。」

という意識が欠落しているようでは、やっていけません。

派遣感覚でゆるーくやろうとすると

プロジェクトが完成する前に契約を破棄されてしまいます。

 

まとめ・フリーランスSEのデメリット:

現状維持で満足せず、勉強し続けないと仕事がなくなるリスクがある

現場で通用しないと判断された場合、簡単にクビを切られてしまう

 

総括

 

フリーランスSE」はこれから知識とスキルを伸ばして自分のやりたいことを実現しようとする方にとって、とても良い働き方です。

自由に仕事を選べるので、管理するタスクが多すぎる・急に転勤が決まる…などの

無駄なストレスを感じずに済みます。

お金も時間も増えるという嬉しい変化もありますね。

 

しかし、その増えたお金と時間を使ってスキルアップを続けないと

「戦力外」とみなされ、簡単にクビになってしまうリスクもあるのが厳しいところです。

 

フリーランスSEになるのは簡単です。

でもフリーランスSEで居続けるのには、大きな覚悟が必要です。

 

そのためには

  1. 現場で必要な最低限のスキルを身につけること
  2. 増えたお金と時間を上手く使うこと
  3. 自分は一人のプロフェッショナルであるという自覚を持つこと  

以上の3つを心掛けることが大切です。

 

 

案件を選びステップアップを可能へ。会社員には出来ないスキルアップ術

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会社員SEに話を聞いていると、

「この会社にいては成長し続けることが難しい。」

という不安をお持ちの方が多くいらっしゃいます。

 

会社もSEのスキルアップのためにカリキュラムや教材、研修を用意しているのですが

そういった研修は会社のルールに従って用意されているので

将来的なキャリアアップを狙うには物足りない場合があります。

 

だから私は、これからもSEとして活躍していく皆さんにはフリーランスSEになって

キャリアチェンジやスキルチェンジなど将来の可能性を広げていくことを推奨しています。

 

これは、会社員SEがまず考えない働き方です。

今回はフリーランスSEにしかできないステップアップの方法を

  1. フリーランスSEになるべき理由
  2. これからのSE達に求められるスキル
  3. フリーランスSEになるために、失敗しない順序

この3点にフォーカスしてお伝えしていきます。

1、なぜフリーランスSEになるべきなのか

会社員SEの場合、どの案件に入るかは上司の判断で決められます。

例えば以下の場合

 

  • 突然忙しい現場に入れられる
  • 案件がなくなり待機
  • 転勤や出張
  • 部署異動など

 

辞令であれば基本的に拒否権はないので炎上案件、いわゆるデスマーチ案件にいきなり入れられるかもしれない

・・・という不安もあります。

 

会社員SEは自分が入るプロジェクト案件も、仕事をする時間・場所を選べないのです。

案件があるから参画する。というのはフリーランスも同様ですが、大きく違うのはフリーランスなら案件を選べるということです。

 

フリーランスはその会社の従業員ではないため、行くか行かないかは自分で選べます。

案件にも時間・場所にも「選択する自由」があるのです。

だから、ライフスタイルに合わせて転勤を考えることもできるし今よりスキルアップできる案件を選んで入ることもできます。

 

しかしそれには当然、即戦力であることが前提となります。

フリーランスSEとしてやっていくには、ひとりのSEとしてプロフェッショナルでなければならなりません。

まとめ

フリーランスSEには会社員と違い、選択の自由がある。

そのためには、即戦力であることが求められる。 

2、これからのSEに求められるスキルとは

プログラマーは低く見られる?

会社では、プログラマーはレベルが低いといわれ低く見られることが多くあります。

専門職にもかかわらず、一労働者・作業者として認識されているのです。

皆さんもそう扱われた経験・実感があるのではないでしょうか。

一般的な会社員SEのあいだでは、若いうちはプログラマーを経験し将来はマネジメントを目指すことが「キャリアアップ」だとされています。

 

プログラマーの管理をするマネジメント職が評価されやすいのです。

配下にいるプログラマーたちが集まってチームができており、その上にいるのがマネジャーだという考え方です。

はたして本当にそうでしょうか。

 

日本と海外のSEピラミッド構造のちがい

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日本ではプログラマーが下でマネジャーが上 

という図式ですが

海外ではプログラマーはクリエイターとして扱われます。

0から1をつくることができるプログラマーはプロジェクトに欠かせないため、優秀な人材として扱われるのです。

 

日本はアメリカの後追いをしているから、将来的には0から1をつくるスキルが重宝されるようになります。

常に前に進んで行く、自分から色々な人に繋がって、ビジネスをつくっていく人が求められる時代が来るのです。

しかし、今はまだプログラマー1から100にする仕事が主流となっています。

 

1から100にする仕事はAIにとられてしまう?

マネジメント層には、プログラムを知らずに指揮をしている人がいます。

この層で多い問題としては、

 

  • 作るのにどのくらい時間がかかるのか分からないままスケジュールを決め指示を出す
  • そのため当初より進捗がおくれる
  • 安易に解決策を提案し作業ミスや事故を多発

 

など。これには身に覚えがある方も少なくないのではないでしょうか。

 

さらにタチが悪いのが、仕事を右から左へ流すだけのマネジャーです。

口うるさく指示するだけの、優秀な部下に丸投げするだけの人です。

「上司の失敗は部下の責任。」

といった、まさに半沢直樹の世界ですね。

会社であれば、こういう丸投げだけの人も守っていかなければなりません。

 

しかし、今後こういう仕事をする人は職を無くすでしょう。

転職をしようにもこのままでは難しいのではないでしょうか。

1から100にする仕事は、

 

 

などにどんどん任せられていってしまいます。

 

だから今後のSEには、0から1にフォーカスしてスキルを身につけていくことが求められるのです。

まとめ

プログラマーは低く見られがちだが、これからはSEとして0から1をつくる技術が重宝される。

3、プロフェッショナルのフリーランスSEになるための順番

 「フリーランスになると稼げる!」

と安易にフリーランス化を推奨するネット記事をよく見ますが、稼げるのは事実だったとしても実は損をしている実態があります。

 

最初から色々手を出すのは危険です。

とりあえずフリーランスになってしまい、スキルや知識が土台に無いまま最初からとばしてしまう・・・このようなやり方ではただリソースが割かれるだけです。

最悪の場合怪しい儲け話をもちかけられ、騙されてしまいます。

 

そうならないために、フリーランスSEになるためにやっておくべき準備についてやるべき順番で紹介していきます。

 

第1段階  まずは3年、ITスキルを磨く。

<10000時間の法則>

3年間=10000時間を目安として、ITスキルを磨く。

これを必ず第1段階でやることが重要です。

 

会社の仕事以外にもeラーニングやプログラミングスクールで勉強しましょう。

本業に関係のあるITスキルを使った複業をするのもいいですね。

この時学習にも

お金を支払って学ぶ から、お金をもらって学ぶ

に切り替わり、責任が生まれます。

 

フリーランスSEになるまでの最初の3年間は即戦力になるための期間です。

勉強や複業を通して、スキルを高めることに時間を使いましょう。

もちろん1から100ではなく、0から1をつくるSEになるための準備期間にしましょう。

 

第2段階 最低限のマネーリテラシーをつける

フリーランスSEを目指す多くの相談者はお金が増えるからという要望が多いです。

しかし、突然増える収入でハマるのが浪費です

別に浪費が悪いわけではないのです。たまにはストレス発散も必要と思いますが、長期的に考えて将来のお金などの不安を取り除いた上で計画的に使用するのが理想です。

そのためにも最低限のマネーリテラシーは身につける必要があります。

マネーリテラシーフリーランスSEとして活躍する上でとても重要な知識です。

 

フリーランスSEとしての仕事だけでは将来どのように転ぶか不明です。

また複数の事業で稼ごうと思った時に失敗するリスクがあります。

だから、ITスキルだけでなく他の知識も必要なのです。

余力があればマネー以外にも、語学など関心のあることについて学ぶことをおすすめします。

ビジネスの土台をつくり、将来の可能性を広げましょう。

第3段階 最後に知見を広げる

3段階でやることは、知見を広げ今あるITスキルを活かせるよう掛け合わせできる何かを見つけることです。

私の場合、個別相談や講座などは「IT×コーチング」といった掛け合わせでしょうか。

学んだコーチングの知識を活かし、自分のビジネスにオリジナリティーを持たせることに成功しています。

 

ビジネスについての知見や人脈を広げるのは、この段階からでよいと私は考えます。

フリーランスSEになる決意をしたばかりの最初の段階で、知識もないのに人脈を広げ、色々手を出そうとすると、結局怪しいビジネスに騙されてしまう恐れがあるからです。

そのような状況になると、事業は上手くいかず、結果本業も上手くいかない。ということになります。

 

「自分は才能が無いんだ・・・」と自己嫌悪に陥ってビジネスを持つこと自体を断念してしまい、本業一本のSEに戻ってしまっては元も子もないですよね。

 

土台ができていれば、第3段階で広がった知識や人脈を使って、身につけたスキルを横展開したビジネスをつくることができます。

あなたのスキルはIT業界にとどまること無く、展開し続けることができるのです。

 

  1. まずは3年レベルのITスキルを磨いて即戦力となれるまで磨き
  2. マネーリテラシーを磨いた後
  3. 自分がやってみたい事業について考える

 

この順序を守って、是非失敗せずにフリーランスSEになってください。

 

補足:第0段階 目的やミッションを見つける

後出しになりますが、

ITスキル → 各種リテラシー → 人脈を広げる

とお伝えしていきましたが、一番重要なのは根底である

「なんのために(WHY?)」というのが大事です。

 

なぜフリーランスSEになったのか?→お金が必要だったから

なぜお金が必要なのか?→いつか○○をするため・・・

といったように、目的を明確にするのが一番大切です。

闇雲にスキルを見つけるよりも、まずはコンパスとなる目的がないと迷走してしまいます。

 

遠回りに見えて一番近いのは、まず目的・目標設定をすることです!

フリーランスSEになる前に目的が明確になっているとより早く結果が生まれます。

簡単なように見えて難しいので、ぜひ自分との内観に時間をかけてみてください。

まとめ

第1、第2、第3の順序を守ることでフリーランスSEとして良いスタートを切り、やりたい仕事に挑戦していこう。

でもその前に第0段階の内観に一番時間を注いで固めよう。

総括

会社員と比較して増えた時間とお金を使って、上手く自己投資していくことが大切です。

浪費ではなく自己投資に使うことを心がけましょう。

重要なのは、第1、第2、第3段階の順番を守ることです。

3年、即戦力となれるまでIT技術を磨き、マネーリテラシーを磨いた後、自分がやってみたい事業について考える。

この順序を守って、是非失敗せずにフリーランスSEになっていただきたいです。

 

また0段階で述べた目的がないようであれば、「自分はやりたいことは何か」をまず見つめ直してください。

やりたいことを明確にすることで、まずは何をやるべきか、この先何を学び、挑戦するべきか見失うことなく進むことができるのです。

会社員SEによる悩み働き方・お金・人間関係は フリーランス化で解消できる

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会社員SEに多い悩みのうち

  1. 働き方
  2. お金
  3. 人間関係

この3つはフリーランス化で全て解消できる。と私はお伝えしています。

会社員と比較して、お金も時間も増えるため、

ワークスタイル全体を変える事ができるのです。

 

私の場合、フリーランスSEになることで

稼働時間が1/3に減少、年収は2.4倍に増加しました。

時間とお金が増えた事によってスキルアップのための自己投資が可能となり

さらに成長を飛躍させる事ができました。

  

今回はこの3つの悩み

1、働き方 2、お金 3、人間関係

 

をどのように解消できるのか、その概要を紹介していきます。

 

 

1. 本業スキルを活かして複業を前提としたフリーランスへ 

2020年の東京オリンピックを控え、どのプロジェクトも人材不足。

常に忙しい状況が続いています。

しかし、それに伴って収入が上がっているという実感がある人は少ないのではないでしょうか。

慢性的な長時間労働で残業代は増えるが自由な時間が取れず

SEとして長く働くことに不安を感じているという方が多くいらっしゃいます。

 

「新卒一括採用で、終身雇用で定年まで働く事こそが安定」

「会社員でいれば、年功序列で年収が上がっていく。」

という時代は、すでに終わりを迎えているのです。

 

「一億総活躍社会」「大副業時代」と言われる昨今、

従来の会社員のような、本業のみの一本足打法でやっていくのは難しいでしょう。

  

「副業」ではなく「複業」

 

皆さんには是非フリーランスとなって

複数の事業で稼ぐ「複業」エンジニアになっていただきたいと思います。

 

副業 ≠ 複業

 

一般的に「副業」というと

会社員の仕事が終わった時間からコンビニで働く・・

など、全く自分の業種に関係ない新しい事をはじめる方が多いようです。

 

会社員には本業の自分のスキルを活かすという視点自体が無い場合が多くいらっしゃいます。

今まで会社の中で働くことのみ経験していたから、

 

会社員でなくなった時に自分のスキルがどう生きるかを

考える機会が無いのだと思います。

 

私が推奨する「複業」

これまで培った知識やスキルを用いて、別の仕事を獲得するやり方です。

 本業のスキルをもとに、別の事業へと横展開していく稼ぎ方を案内しています。

そうすることで他業種の方との関わりも増え

広げた人脈で今までに無い新たな知見が増えていきます。

 

働き方も効率化を考えるようになるため

さらなるスキルアップに繋がっていくのです。

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このように会社員として雇われる働き方ではなく

フリーランスという働き方に変えることで自分の事業を持ち、

現状の不安を解消することができるのです。

まとめ

  • 長時間労働で頑張った分の評価をされている実感がない
  • 日本型雇用崩壊への不安

 → 本業のスキルを活かした「複業」によって自分で解決していける! 

2. マネーリテラシーを身につける

私はたとえ会社員であったとしても開業届を出して確定申告し節税するべきと推奨しています。

 

開業届を出すと、

年末調整や確定申告など今まで会社がやってくれていたお金の処理を自分でやることになります。

馴染みのないことなので一見面倒ですが

自分でやった方が払う税金が少なくなるというメリットがあります。

 

「開業届をだすと、会社の確定申告の際に会社にばれる・・・」

という不安が足かせになっている人も多いかもしれません。

また会社員SEの場合、「一定時間は会社で働ける」という安心感から

税金のこと、資産運用のことについてあまり知識がないため

危機感をもたない傾向があります。

 

しかし節税すれば、何もしないと多くとられてしまう税金を安くできるのです。

このとってもお得な権利を使わない手はありません。

 

会社員で居続けることによって開業届が出せず

この権利を放棄してしまうのは非常にもったいないですね。

 

フリーランス化で新たなマネースタイルを本格的に学ぶ

フリーランス化によって、稼いだお金の管理者はすべて自分の責任になります。

 

同時に、働き方の変化によって収入を上げるための行動をするため

少しでも節税することを考えるようになります。

 

また、

  • 稼いだお金をどのように投資して運用していくのか
  • 身体が資本だと考えるなら、どうやって健康を保つか
  • スキルを活かした事業を作れないか

など、

 

今ある資産をどのように運用していくかも学ぶことになります。

 

マネーリテラシーはビジネスの土台

フリーランスになると、マネーリテラシーを身につけなければなりません。

さらに知識を増やして自分のビジネスに投資をすることで

「経費をかけて売り上げを上げていく」という

ビジネスの醍醐味を肌で感じることができます。

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同時に、自己投資の仕方もおぼえることができます。

  • ビジネス講座に出席し学びを深める
  • プログラミングスクールに通いスキルの補完

といった、自分自身への投資のことです。

 

こうして身につけた知識によってさらに投資や資産運用の知見が広がり

エンジニアとしてのスキルアップにも繋がります。

まとめ

節税の知識と自己投資、資産運用を学んでお金の不安を解消できる! 

3. 環境を変えて新しいコミュニティーへ

 会社員でいると、本業で忙しいということもあり

会社以外のコミュニティーとの関わりが少なくなります。

人間関係が会社の中だけで完結していて

閉ざされた空間に居続けてしまうのです。

 

この場合、今回のように働き方を変えようとした時にも

相談相手は上司や同僚など会社の中の人間になります。

 

上司や同僚はドリームキラー?  

会社員=安定という一般的な考えを持つ上司や同僚は

もしかするとあなたの挑戦を止めるかもしれません。

 

「他の職場は心配だよ」

「本当に大丈夫なの?」

「今のままで良いよ!」

 

この人たちはあなたの目的に対するドリームキラーです。

あなたのことを心配しているフリをして

実はあなたの挑戦に無意識に嫉妬している。

今まで近くにいた会社の同志が離れて行かないように

無意識的に邪魔してしまうのです。

 

もしあなたがそんな現状を変えたいなら、環境を変えるのが一番手っ取り早いです。

 

経営コンサルタントの大前 研一さんによる有名な言葉があります。

「もし自分を変えたいなら、

時間配分を変えること。住む場所を変えること。そして付き合う人を変えること

である。」

 

コミュニティーに属することで、人生が変わる

 もし社内に理想の人がいないなら、違うコミュニティーを選ぶべきです。

私の場合はビジネススクールや、新たに自分で広げた人脈により

新しいコミュニティーに属すことを選びました。

そういった場所は有償のものがほとんどで、まとまったお金が必要な場合もあります。

 

しかしここで出会えた人たちは非常にポジティブで

私のビジネスに良いアイデアをたくさん出してくれました。

 

私はこのときフリーランス化によりお金と時間の使い方が分かるようになったため、このように思い切った自己投資ができるようになり、

それ相応の結果と収穫を得ることができたのです。

 

自分が価値観を共有できる仲間

ビジネス成長を続けていると、以前いた友人と疎遠になることがあります。

私は、それで良いと思います。

友だちが減るというと不安かもしれませんが、

ビジネスを通じて志を同じくする仲間がいるなら、その人たちが必ずあなたの力になってくれるので心配はありません。

 

「周囲の年収を平均した額が、自分の年収だ」という言われ方がありますが

まさにその通りで、類は友を呼ぶのです。

ビジネスで結果を出し、たくさん稼いている人と過ごす時間が多いと

自分にとってためになる情報を吸収する時間が増え

自分のビジネスのさらなる成長、スキルの向上に繋がるのです。

 

今私の身の周りには起業家など、ビジネスを通じて知り合った仲間がたくさんいます。そういった仲間と情報共有する時間、一緒に過ごす時間を多く持ち、これからもさらに飛躍していきたいと考えています。

 

是非皆さんにも、フリーランス化によって

自分でコミュニティーを選び、仲間とともに成長する面白さを感じていただきたいです。

 まとめ

  • 人間関係に不安があり、現状を変えたいならまずは環境を変える
  • 志を同じくする仲間と一緒にいる時間を大切にする 

 

「システムエンジニアは今すぐ開業届を出しなさい」プロフィール

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宮城浩プロフィール

名前  :宮城 浩

職業  :ITエンジニア・キャリアコンサルタント / フリーランス研究家 

他ブログ:http://社畜se.jp

座右の銘:①現状維持は退歩なり

     ②結果は努力に比例するのではなく覚悟に比例する

 

 

自己紹介概略

1986年沖縄県生まれ。
高校入学時に自営業の両親が閉店、部活動を継続し隠れて当時最低賃金610円〜の沖縄で、時給換算1000円超の港湾作業や引越しなどの日雇バイトで生活費と大学入学費を稼ぐ。
場所不要で無からサービスが創れ高収入を得られる可能性が高いITに興味を抱き情報科を専攻。
勉学と並行し、日雇い含め卒業までに10数種類のバイトを経験しビジネス実務経験を在学中に修得。

高収入の凄腕エンジニアを目指し県内IT企業へ入社。
楽しい研修時代もつかの間、配属後からスキルアップ兼ね月平均250時間超が標準化。
3年目に「月稼働最大450時間(残業300時間)」なのに「年収300万円未満」を経験。

「過酷現場に宮城あり」と評され徹夜必至の現場に充てられる。
入社前に描いていた理想像との乖離に絶望し、変化を望み東京転勤を希望するも状況変わらず。
転職相談するも待遇変わらず。転勤・転職と活路が見いだせなかった。フリーランスという働き方を知り転機を迎える。

「月稼働1/3減少」「年収2.4倍UP」と改善。しかし浪費が嵩み家賃滞納など失敗を経験。
時間とお金の有効活用を意識し、強みであるITスキルを活かし複収入を得るノウハウを身につける。
原体験からエンジニア第2の人生『セカンドキャリア』に焦点をあて「SEはフリーランス化すべき」を掲げ「脱・社畜SE」ブログを運営。フリーランスという選択肢を与え可能性を提案する。

学生時代奮闘記 〜 原体験:お金をもらい学習する 〜

1986年沖縄県生まれ。

16歳の時、自営業(床屋経営)だった両親が不況から店を閉める。

部活動の顧問推薦枠でもあったため部活動も続けなら、学校にも隠れて生活の足しに日雇いアルバイトをする。

 

当時沖縄の最低賃金は610円〜と低く、試験休みで部活が確実休みとなり時給換算1000円超の港湾作業や引越しなどの日雇バイトで生活費と大学入学費を稼ぐ。

両親が店を閉めた影響(安定して稼げる収入源の確保を前提)と学校側の推薦もあり大学へ入学。

当時、まだ未発展だが場所不要で無からサービスが創れ高収入を得られる可能性が高いと踏んでいた、ITに興味を抱き情報科を専攻。

入学費用は卒業休み期間に貯めた約1ヶ月以上の日雇い作業と奨学金で工面し入学。

 

入学後、生活費と大学費用の両方を稼ぐためアルバイトを掛け持ちし、その種類の数はざっと10数種類のバイトを経験。

 

(ふと、どのようなバイトをしていたのか気になったので、いかに一覧をまとめました。ホワイトの数が多い方がオススメだ!参考にしてくれよな!) 

種類 バイト内容 感想

オススメ度

3段階評価

☆:ホワイト・バイト度

★:ブラック・バイト度

単発系 コンサート(イベント)警備スタッフ

ライブがタダで聞けるが裏方(たまに有名人が近くにいる)

10回以上やったと思う。。。

駐車場スタッフ たまにお金が落ちてる。結構拾えたり。

祭りイベント

設営・撤去・運営

割に合わない、弁当代も差し引かれてる場合あり。

やたら大声出すし、場合によっては喧嘩の仲裁とかもある

ライブ会場

設営・撤去・運営

たまにライブ出場者に近づける。あとは祭りの撤去。

有名人が好きじゃないと割に合わない。

年末年始

警備スタッフ

割に合わない。寒い、痛い。酔っ払いに絡まれる。

12時間勤務で休憩30分とか。ひたすら立ち。足固まる。

 

交通量・渋滞量

調査員

誰でも簡単に稼げる。暇つぶしに音楽をさりげなく忍び込ましたり。

今はオーディオブックとかで勉強しながらできる。

看板持ち 割に合わない。ひたすら泣けてくる
チラシ配達 割に合わない。原付とか自転車でも割に合わない。
工事系

床貼り工事

(PC教室)

割に合わない。床のプレートがめっちゃ重い。体力勝負。

学校とかでエレベーターじゃなく階段とかの場合ほとんど地獄。

パーティション

設営

慣れてしまえば案外楽。

パーティションはそこまで重くなかったため、どちらかというと組み立て技術寄り。

港湾系

荷物運搬・検品

チェックなど

慣れてしまえば案外楽。ひたすら単純作業。
運送補助

慣れてしまえば案外楽。ドライブ感覚。

無口な人と一緒だと景色をひたすら見る。

引っ越し作業

種類による。派遣社員では割に合わない。

一般家庭は大変だが、事務所の引っ越し(1Fから2Fへ)などは非常に楽。

 
接客

イオン

家電コーナー

接客販売

ちょっとだけ家電に詳しくなった!

お客さんへの説明能力が身についた!

レンタカー

洗車・配車・案内

観光客とのコミュニケーション能力が身についた!

ただ配車関連はテクニック必要。車ぶつけたらアウト!

家電量販店

テレビ接客・販売

超絶オススメ!説明能力と提案能力がめちゃくちゃ身についた!

ただし、ノルマ的なのもあるため厳しかった。

ITサービス  地図校閲作業 単純作業。地図が違うところをマップしてたら修正する作業。

コールセンター

ゆうパック再配達受付

割に合わない。東京都内は再配達にクレーマー多すぎ!!  

コールセンター

(事故受付)

超絶オススメ!コールセンターでは中々出会えない、

感謝されるケースがほとんど(相手は事故を起こし不安のため)

IT業界系 ブラック企業のHP制作・更新など

ありえない。終わらないと給料振り込まないとか言われた。

辞めれたのも奇跡。最終的に倒産。

遅刻したら時給よりも高い罰金制度有り

テスター業務

ありえない。1割社員、9割が学生インターンシップからのバイト。

学業よりバイトを優先で単位落とす人続出。

ゲーム会社:FLASHゲーム制作

ゲーム好きな人はいいと思う。

徹夜あり声優の話題についていけず内定もらったが蹴る。

しかし3年後支店が撤退。 

 

元々、商業高校卒業生が多い学科に普通科卒業である私は進捗遅れを感じていたため、少しでもITに関わるバイトやインターンシップ、その後バイトを通して経験を積む。

大学3年には卒業論文を提出し卒業過程を9割終了し、残りの学生生活も就職してから最短で出世を狙えるよう実務レベルの基礎スキルを学生時代で身につけるべく、接客や電話対応(コールセンター)、販売営業などアルバイトを通し様々な経験を学生のうちにし、プロフェッショナルを目指した。

 

学んだのは、学習には3通りあり

  1. お金を支払わないでタダで学ぶ方法 → インターネット
  2. お金を支払って有料で学ぶ方法 → 大学や有料スクール
  3. お金を受け取って実務を通して学ぶ方法 → バイトや実務

3.お金を受け取って学ぶ方が圧倒的に早いと理解した。

失敗してはいけないから。今でも3は染みついている。ぜひ学生・社会人の皆さんにも勧めたい。

 

就活・新人時代奮闘記 〜 原体験:渡る世間は鬼ばかり

就職は最短で稼げると感じた東京を目指すも渡航費用面等で断念。

入社後に東京転勤が命じられる県内のIT企業に絞り面接を受ける。

補足:今はキャリア関連の支援制度が使える。ぜひ活用して県外を目指して欲しい

 

就職活動時の面接で前述したアルバイト経験は評価されず、むしろ複数のアルバイトを平均6ヶ月程度と長期で続けられていない事を指摘されむしろ評価が下がった経験あり。

一つの仕事を長くやることを企業は尊重していたため、就職活動時代から『働き方』に関して疑問を感じるようになる。

希望していた東京転勤が可能となる地元沖縄にある某大手グループ企業傘下のIT企業に入社が決定。

狙いは3年間東京で働き最速でスキルや実務経験を身につけ、高収入の企業へ転勤を狙う。あわよくばヘッドハンティングを狙う。

そのためには厳しい環境を望んでいた。

東京での研修はアルバイトでの実務経験を経てきた自分としては楽しく受講でき、会社員は楽だと感じていた。

が、そんな楽しい研修期間を終えて束の間、現場に先輩の居ない新人チームだけで自社パッケージソフトを開発せよと指示。

毎月平均250時間を超える働きとなり、上司からは同期全員「なぜできない」と毎日のように罵倒され屈辱を受ける。

 

2年目にして会社都合により地元沖縄に戻り、会社の売上高低迷により毎月平均250時間が標準化となるも残業代請求不可となる。

いつ使用できるかわからない代休のみたまり有給は利用できない期間が続く。

当初は厳しい現場を希望していたが、1年目の新人に制裁を与える洗礼を受けた気分を覚えている。

 

余談だが、この時新人からもアイデアを募集とあり、

私はICタグの可能性を感じ駐車場と同じようなことを日常生活にも活用できないか?とアイデアを提出したことがあるが、出してものの1分で実現不可、見る価値無しと判断された。

その後、数年を経てIoTという形で世に広まり、私も考えていたトイレの入室チェックにも活用、など幅広く運用された。

できるできない云々は別として、意見を聞かれないなら居る意味ないと感じた一瞬でもある。

 

ピークを迎えた3年目 〜 原体験:驚異の残業300時間 〜

記録に残ったのは3年目。

リーダーとして着任したプロジェクトで、工数見積りなどを含めた上司の管理ミスが発覚、会社全体を揺るがした大赤字プロジェクトとなる。

当時、協力企業も含めたプロジェクトメンバーの約1割が精神的な病になり退職や休職が相次ぎ入れ替わりや増員を繰り返した。

さらに上司である管理者もまた精神的な病で倒れ、リーダーである私がマネジメントや顧客対応もまとめて兼任。終電の概念が無い沖縄で12時間〜/日が常態化。

結果、入社3年目に私自身「月稼働最大450時間(残業300時間)」、さらに赤字プロジェクトで残業代が一定量しか請求できず「年収300万円」の年となる。

 

会社から一定の評価を受け表彰などされるも、過酷な労働環境を耐え抜いた戦士と称えられ、デスマーチと呼ばれる徹夜必死の現場にフォロー要員として充てられる事が増えた。

  • 代休は増えるが使う暇が無い
  • 貯金は顧客対応や部署の飲み会、同僚や後輩達の付き合いに消費、

同様に同じ表彰を受けた、会社から高評価の5年先輩は月稼働平均250時間、年収400万円未満という現状を知り、5年後の具体的な未来が描けてしまい絶望する。

入社前に描いていた理想像と大きく乖離していることに気づく。

 

沖縄に居ては常態化しつつある過残業の改善、元々は東京希望だったという点と新しい環境の東京に行けば何か変わると希望を持って、入社4年目に東京転勤を自ら志願した。

しかし東京転勤直後、あの大赤字プロジェクトの延長担当となり、案の定終電までの稼働が常態化したこともあり、企業を変えないと変わらないと感じ転職活動を決意する。

 

フリーランスSEデビュー 〜 原体験:Before & Afterではなく、After & Future を見る 〜 

収入アップを謳う転職エージェントにて高収入企業へ転職を要望するも、待遇は変わらない企業のリストアップ。

取得資格の少なさなどを指摘され、転勤でも転職でも活路が見いだせなかった。  

(資格はそこまで大事なのか?会社のブランドのためだけで使わないのに?あと、資格取得する暇がないんだよ!と思ったがこの辺で。)

 

結局、冒険せず現状維持が最良の選択肢と考えて絶望している最中、フリーランスSEという働き方をしている方に出会う。

話を聞くと私のスキルや経験では2倍以上の収入アップが見込めることと大幅な稼働時間減少が見込めると話を受けた。

フリーランスSEに可能性を感じ、転勤後3ヶ月後に上司や役員の方達から激昂されながらも退職届を提出、転勤後6ヶ月後に退職しフリーランスSEへと転身した。

 

フリーランスSE転身後、伺った話通りに「月稼働平均150時間(1/3減少)」「年収2.4倍UP」と著しい変化が現れ将来に希望が持てた。

しかし、会社員時代の反動であまりある体力や時間と増えたお金を飲み代などの浪費が嵩み、家賃滞納するなど失敗を経験。

収入が増えてもそれ以上に支出が増えたら意味が無いということを、身を以て経験した。

フリーランスSEは毎月の収入が会社員と比べて高いが、その上で将来への対策も同時に行わないといけない。

多くのフリーランスSEは今が楽しければ全て良し、と今後もずっとエンジニア業の仕事があると思っている。会社員エンジニアも同じだ。

「今を生きろ」のキリギリス戦略も重要だが、まずは老後の不安解消にアリさん戦略も入れる必要がある。

 

ネット上では、フリーランスSEへのなる前となった後を良い表現で提唱しているが、問題はその先だ。

大事なのは、Before & Afterではなく、After & Future である。

そして、フリーランスSEになったその後を教えてくれる人というのは、実はいない。

 

「SEはフリーランス化すべきである」をミッションにビジネス展開

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セミナー風景

フリーランスSEとなりお金と時間が会社員と比較して増えたことから発生した失敗の数々。

自身が学生時代に経験したお金への不安、将来的な不安を解消するために何に投資するべきかを重要視する行動を取るようになる。

他業界と比較してITスキルがある事は強みであることを認識。ITスキルを活かしたスモールビジネスの事業を構築し複業を実現。

ITエンジニアは複業で不安を解消できることを知り、周囲の会社員エンジニアにフリーランス化を絡めた働き方を提唱。

しかし、高スキルにも関わらず残業代で収入アップを狙い続け、複業が選択肢に無いことに違和感を感じる。

このブログはこの違和感から誕生した。

 

原体験からITエンジニア第2の人生『セカンドキャリア』に焦点をあて、

不安だらけだった過去の私に手を差し伸べるべく「SEはフリーランス化すべきである」ことをミッションに当ブログを運営。

セミナー&キャリアコンサルティングに力を注ぎ、フリーランス化を絡めてエンジニア自身の可能性を提供する。