「直感タイプ」と「慎重派タイプ」フリーランスSEとして働くタイミング
書籍やセミナーに参加すると、「今すぐ行動。」「行動力が大切。」など
まずは行動することでワンステップ前へ行くことを勧めています。
当然ですが、結果は行動から生まれ、行動はあり方(マインド)から変わります。
そのマインドは、努力というより"覚悟"が大事です。
「まだ東京で消耗してるの?(*)」で、有名なイケダハヤトさんも、「会社員は今すぐフリーランスになるべきだ」というブログでも謳っていますね。
そんな煽りの記事を見て、
- 「そうやって社畜を煽って、仕事が将来なくなったらどうするんだ。」
- 「会社員が会社を辞めて、仕事がなかったらどう責任をとるんだ。」
なんて批判をする人もいます。
皆さんは肯定派ですか?否定派ですか?
ちなみに私は、イケダハヤトさん肯定派です。
当ブログは基本SEが対象ですからSEに絞って言うと、
エージェントの煽り広告効果もあり、今では簡単にフリーランスSEという働き方ができます。
仕事もエージェントが取って来れるので問題なしです。
なので、私が前述の批判するSEの方だとしたら
思ってる以上のハードルが高くないという認識を持って欲しいのです。
今回の記事は「とはいえ、何をしたらいいか分からない。行動できない」と迷っている人に対し、少し寄り添ってみます。
SEのタイプを2種類に分けるとするならば、
直感タイプのSE、慎重派タイプのSEに分けてそれぞれの強みを紹介しながら
フリーランスになるべきタイミングと方法をお伝えしていきます。
「直感タイプ」と「慎重派タイプ」フリーランスSEとして働くタイミング
とりあえずやってみる!直感タイプに合った方法
このブログを今読んでくださっている方の中にも
もうすでにフリーランスとして動き始めている方がいるのではないでしょうか。
物怖じせずチャレンジできる直感タイプは、行動が速いのが大きな強みです。
相手が求めているものを自分ができるかどうか
初めての挑戦だったとしても、まずはやってみて何とかするタイプです。
定期的に相談に乗ってくれたり、アドバイスをくれたりするメンターがいればさらに飛躍できるでしょう。
直感タイプの場合、スタート時点のスキルは実のところあまり重要ではありません。
フリーランスとして一人でやっていこう!という気概があるので
とにかく行動力のある直感タイプは、まずフリーランスになってみてから必要なスキルを学べば成功する確率が高いです。
これはSEに限らず、全業種対象でしょう。
直感タイプがひとつ気を付けるべきは、
走り始めたのに中途半端で断念してしまう可能性があること。
直感で動くので、他に目移りしてしまい勢いで急カーブしちゃう可能性があります。
心当たりがある方に対してアドバイスとしては 、
最初は完璧ではなく、小さなゴールに対して「完遂」を目指すこと。
まずはやりきることです。
フリーランスSEで言うと「とりあえず半年はワガママ言わずやってみる!」みたいな感じですね。
現場でスキルが見合わず完璧ではなかったとしても、
課題がわかりどのように改善に繋がるか、何が現場足りてないのかなどが明確になり、あなたの糧となります。
「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ。」という昔からの格言がありますが
今は過去とは価値観も時間の流れも違います。
行動しながら学ぶべき時代とも捉えます。
直感タイプの強みは、その勢いで行動できることですからまずは小さなゴール地点をざっくり決めて行動してみましょう。
フリーランスSEとしての観点で最初の行動と言えば、
とりあえず開業届を出してみる(笑)ですね。
じっくり考えてから行動!慎重派タイプ
すぐに行動するべき、と分かっていても、何をするべきかがはっきりしないために
"まずはじめに"、現状の自分に できる or できない を考えてしまいがち。
直感タイプに比べて行動が遅れてしまう慎重派タイプ。
直感タイプは、
たぶんできるだろう、できたらどういう世界が見えるんだろう、なんかすごいことなりそう。
と直感で動きますが、計算高い慎重派タイプは現実的に分析から入るため、判断が遅れます。場合によっては時期とタイミングによるチャンスを失います。
しかし一見不利そうに見える慎重派タイプですが、そのぶん一旦ゴールがイメージができ働き始めると成長が速いです。
フリーランスSEの場合ですと、はじめは本当にフリーランスSEなっていいものか?と悩む方がしばしば。
しかし、ゴールのイメージができれば具体的な準備プランなどを立てれます。
SEは基本的にプロジェクトの工程と身近な立ち位置ですから、計画を立てられることができたらあとは着々とこなすだけ。
ほぼ計画通りに物事を進みます。
慎重派タイプへのアドバイスとしては、現状把握と目標(ゴール)設定。
直感タイプも当然重要ですが、慎重派タイプはそこが明確になってしまえば、結果はほぼ確実イメージ通り。
補足:現状把握と目標設定の仕方
具体的にはライザップをイメージするとやりやすい。
- 現状の体型を確認し(現状把握)
- どのような体になりたいか決める(目標設定)
そうすると自ずと理想から逆算して行動計画が出てきます。
まずはゴールを設定する。そこに向かって行動するのが慎重派タイプに合った行動のしかたです。
まとめ:
直感タイプ
- 行動が早く、フリーランスで生きていこうという気概がある
- 走り始めたのに周囲に目移りして中途半端で断念してしまう可能性がある
- まずはフリーランスSEという働き方に飛び込み、仕事をはじめ、完成までやり遂げてから徐々にスキルアップを図る
慎重派タイプ
- 分からないまま行動することを避けるため、動き出しは遅い
- しかし、そのぶん一旦行動すると決めたら成長は速い
- まずは現状を把握、目標設置をしてからフリーランスになるのがよい
総括として 〜フリーランスSEとして働く覚悟をする〜
フリーランスSEになるべきタイミングは、実はどちらも一緒です。
最低限のスキルを身につけ条件クリアしているのならすぐフリーランスになる!が理想です。
フリーランスの職業はいろいろありますが、中でもSEという職種は特殊です。
今までの経験と働き方を単純に会社員からフリーランスという雇用形態にスライドしただけです。
やることは一緒です。
新しい業界のことを学ぶ必要がなく、むしろ下請けで客先常駐をメインとしていた方にとっては、リスクを最小限に抑えられます。
これはSEという職種に与えられた特権みたいなもんですね。
しかも会社員で働くSEと比較して、時間とお金の両方が増えます。
その増えた時間とお金を原資に、次なるステップへ自己投資するんです。
冒頭に戻ります。
「やりたいことをやる」「本業以外で何かを提供したい」
と思う場合、行動力が必要となります。
その行動には現実的に考えると、時間とお金の両方が必要になります。
現時点で「やりたいこと」や「具体的な目標」というものが無い方にとっても、
知見を広げることによって、新たな価値観が見えてくると思います。
しかし、そこには時間とお金が無いと限られた範囲でしか動けないですよね。
ゲームをやるとき、レベルを上げ装備を整えからボスステージへ行きます。
仕事に関しても同じことが言えます。
環境が変われば見える世界が大きく変わる、そしてできることが広がり可能性に溢れる。
会社という小さな組織ではあまりに狭い。
フリーランスという業態から見ると、SEという業種だけに絞るのも勿体ないのが事実です。
このブログで再三お伝えしていることですが
フリーランスになることが最終目的ではありません。
フリーランスとして働くことはあなたのやりたいこと、叶えたいことを可能にするための手段の一つです。
直感タイプと慎重派タイプ、あなたはどちらのエンジニアでしょうか?
どちらにしてもSEであるならば、フリーランスSEへの転身を早めにすることを推奨します。
今回の記事でアドバイスした通り、自分のタイプに合った行動の仕方を見定めて
失敗しないフリーランスSEへの道を歩みだしましょう!
*1: *今は違うタイトル