会社員は「勤勉と服従」フリーランス化で「成長と自由」
日本の働き方を海外からみると一言でいうなれば「勤勉と服従」だ。
これは、書籍『Google出身者が語る!生産性を爆速にする神速仕事術』の著者であるピョートル氏が語った言葉だ。
この「勤勉と服従」と聞いて、あなたはどう感じるか?
現在、働き方改革がテーマとなり企業が右往左往している時代。
今までの日本のモデルがフリーランス化で「成長と自由」と大きく変化するとなるとあなたはフリーランスを目指したいか?
当ブログはシステムエンジニアに絞り発信しているが、働き方というテーマはIT業界に留まらずどの業界でも変わらない。
ただ、システムエンジニアは他業界と比べITスキルがあるため、システムエンジニアは非常に都合が良い。
以降は、フリーランス化で「成長と自由」を得られるか?というテーマをもとに、以下を読み進めていただきたい。
- システムエンジニアの「安定」とは飼われていると同じ
- 早出や残業にモチベーションが上がらないのは当然!だって”服従"なのだから
- “やったことが無いから難しい”は成長する証
- "自由”とは選べる権利とのこと、忙しさは関係ない
- 総括
システムエンジニアの「安定」とは飼われていると同じ
就職する会社を選ぶ基準で「安定」に重きを置いてる。
安定の基準はそれぞれだが、企業の資本金や売上高、従業員数や給料など。
ただ実際の「安定」は紙面やページ上では測れない。
企業に入ってからわかることが多い、上下関係や修行と揶揄される雑務時代を踏まえていない。
過労などによる問題が近年話題だが、表に出ていないだけで精神的な病を抱えて辞める光景は皆さんも周知のとおりだろう。
上司の従わない行為や反発になると当然ながら締め出される。
安定とはいわば主人に従順である絶対条件である観点から、「安定」を優先的に考えた方の現状は飼われているという表現と見ていいだろう。
実際に、鎖で繋がれた範囲で行動は制限されている。
SNSや服装も制限かけられてるのは、鎖で繋がれているという揶揄表現で捉えられないだろうか。
一つ、会社員でも飼われていない感覚からすると、その会社に入る目的が明確である方のみ。「安定」ではなく「ビジョン・理念」に共感して入社していること。
ベンチャー企業はこのようなスタンスが多い。
現在、ベンチャー企業に勤めている会社員や起業家の観点から見ると、「安定」を優先的に考えて働いてる人は公務員となんら変わりがない働き方に見える。
経営者も、雇用する捉え方を変えていく必要がある。
早出や残業にモチベーションが上がらないのは当然!だって”服従"なのだから
「働き方改革」で労働時間が特に言及されている。
残業は絶対したくない、職場から離れたい。会社の仕事は一定で済ませたい。
皆さんも同じ考えではないだろうか。
しかし世に出てる起業家の書籍などを見てるとわかるとおり、多くは早出や残業を言われずとも自ら申し出てる。
かくいう私も、残業が延々とあった状況に憂いてたが、入社当初から3年間は誰よりも早くスキルを身につけ実績を出したい一心から、忙しい現場を申し出て、スキルアップに励んでいた。
そこには早くスキルを身につけたいというモチベーションがあったから。
早くスキルを身につけて、もっと大きいことができる会社にいきたい、もっと認められたい、というモチベーションは強かった。
システムエンジニアであるみなさんこそ、空いた時間を自らスキルアップなどに投資することを選択してほしい。
そこには会社での指示ではなく、自らの意思で目的に沿う行動なのだから。
例えば資格取得のための行動は、本当に自分のためか?
資格が必要な仕事をするため?もしかしたら資格は単なる手当アップ目的?
私としては前者の理由を推奨する、それがモチベーションアップの根幹なのだから。
“やったことが無いから難しい”は成長する証
私は主にシステムエンジニアのキャリア相談に乗る。
で、相談するにあたりフリーランスSEという働き方を前提にキャリアコンサルティングをするのが得意。
未経験のエンジニアはさすがにフリーランスSEを推奨できないが、経歴として3年以上を積んでるという方は、どんどんフリーランスSEという働き方に移行するべきというのが私の考えだ。その考えは一貫している。
しかし、多くはハードルが低いと言っているのにも関わらず、セミナーの内容を聞いて不安になり次への行動に至らない。
私個人としては、フリーランスSEという働き方は他業界のフリーランスと比べ、かなりハードルが低い。
では、なぜフリーランスSEへ転身しないのか。
それは簡単。開業届〜税務処理など覚えることが多い、前例が無いから難しいという判断に至る。
特にマネー関連の話になると、急に耳を傾けなくなる。避けられない内容とわかるのに完全シャットアウト。
このような行為は成長するチャンスを自ら放棄している。
大人になって、いつしか挑戦しなくなることを忘れ、おとなしくなる。
大人になるとどうやらリスクを過剰に意識する。
仕事が途絶え収入が入らなかったらどうしよう?ホームレス生活だ。
しかし、フリーランスSEという働き方は他業界のフリーランスと比べ、比較的ハードルは低い。
なってしまえば、あまりの簡単に驚きを隠せない。
だからこそ、初めの一歩を勇気を持って踏み出して欲しい。
その光景はRPGをイメージしてほしい。
あなたは魔王を倒すという目的のため村を出るのだが、まずは村を出ること。
防御策はリテラシーや知識、そこは私がプランを立てられる。いわば攻略本を提供できる。
攻略本通りにスキルという武器を増やし、時間が許す限りレベルアップができる。
過程で肩書きという名の職業を増やしていき、可能性を広げられる。
そんなことを考えると、ネガティブマインドでいるのはもったいない。
ポジティブでいる方が絶対面白い!
ぜひ、そんなRPGのような世界観を楽しんでほしい。
"自由”とは選べる権利とのこと、忙しさは関係ない
フリーランスは家で仕事ができる、時間も自由と様々な回答があるが人それぞれだろう。
システムエンジニアに限ると、
忙しさは自分で選べる。が、忙しいが辛いということには繋がらない。
仕事を通してプライベートを充実させることだって、なんら問題ない。
私は、フリーランスSEという経験を活かし現在はキャリアコンサルタントとして活動しているが、スキルの横展開で新たにビジネスを作ったり、新たな知識やスキルを手に入れて可能性を広げたりしている。
多忙と言われれば多忙だが、実際は仕事とプライベートの境界線というのは無い。
仕事を活かしてプライベートを充実するということの意味はわかるだろうか。
仕事も人脈も選ぶことができているのでストレスはない。
本来、仕事は貢献で相手から感謝される、その感謝の対価がお金と私は汲み取っている。
まず、忙しいと会社員のようにクレームを言うことは決してない。むしろ喜び。
おそらく18時間ぐらいビジネスのことを考えたりしているし、体が空けば来年実現したいことに向けて勉強に時間とお金を投資している。
人生の目的というコンパスが定まっていたら、あとはモチベーションの限り行動につながる。
前述したが、「安定」を基準に考えていると"飼われている"ため、何もかもに制限がかかる。自由はない。
フリーランスSEは忙しくなるかもしれないが自由である。
総括
会社に勤めることが安定と思っている方に一番伝えたいのは、人生の目的というコンパス。
いま勤めている会社は、そのコンパスの指針に進んでいるだろうか?
安定という名に負け、自分の思いというのを封印していないか?
当然、会社員でありながら目的達成につながるのであればやめる必要はない。
しかし、会社員のままで達成できないと判断できるのであれば、フリーランスという働きで新たな舵を切る必要がある。
初めの一歩であなたのストーリーが進む。それが現状という村から外へ出て、次のクエストへ進む大きな一歩となる。