システムエンジニアは今すぐ開業届を出しなさい

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フリーランスSEという働き方を絡めた「ワーク」「マネー」「ライフ」の3つの観点からSEのスタイル革命を提供

他業種にはないフリーランスSEだけの魅力と欠点(メリット・デメリット)

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カメラマン、アナウンサー、美容師・・・など
フリーランスとして働ける職業は様々です。

 

フリーランスは自分の好きな仕事だけを選べるというプラスイメージがある反面

  • 営業が大変
  • 仕事がなくなるかも
  • やがて単価が下がりやっていけなくなる・・・

といったマイナスイメージもあります。

 

そんななか、

フリーランスSE」は他のフリーランスという働き方に比べ、比較的ハードルが低いとされ注目されています。
なぜ他のフリーランスと比較して、フリーランスSEが話題になっているのでしょうか。

 

 

注目を浴びるフリーランスSEのメリット

メリットを細かくあげると人それぞれに対していくらでも出てきますが、

今回は共通的に私がお伝えしている

「時間とお金が増える→増えた時間とお金で何をするか?」

という観点に絞り、メリットを挙げていきます。

 

SIer業界のピラミッド構造が意外にミソである

SEが不足している会社が、SEがいる下請け会社へ依頼

その下請け会社が、そのまたした下請けに作業を依頼…

このように、どんどん作業をアウトソースしていきます。

 

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この構造は下になればなるほど単価は低くなる日本典型的なピラミッド構造です。

ただ、このピラミッド構造は一見デメリットの塊のように見えますが、

フリーランスSEという働きからすると、

SEの仕事はなくなりませんし、プロジェクトは複数立ち上がります。

これらは以下からお話していきますね!

 

気になる案件を自分で選ぶことができる

SEとして働いてる方の多くはモノづくりが好きで入社している方が多いため、開発に携われやすい案件を選ぶ方が多いです。
しかし会社員SEの場合、会社が受注した案件に上司の調整でプロジェクト参画が決まります。

新人であるならば、経験を積む目的が多いため人手不足となっているプロジェクトへ参画することは良いと思います。

しかし3年目を超えるあたりから、希望案件を出したくなります。

新たなスキルを経験したい、成長したい。

しかし会社員SEの中で、頑張るエンジニアほど人手不足となっているプロジェクトに割り当てられ、希望が通らないケースが多いです。

 

もしくは上司へ出した希望のこじつけで、人手不足となる案件に参画となるケースもあります。

 

ちなみに私は常に炎上案件に割り当てられていました(笑)

 

フリーランスSEはエージェントに要望を伝えた上で案件を探してもらい、

自分の判断で、自由に案件を選べることができます。

例えば、

スキルアップ目的も前提の上で、チャレンジすることだってできます。

私の場合は、空いた時間を有効活用したかったため真っ先に安定期に入ってる案件を選ぶケースが多かったです(笑)

 

圧倒的に簡単に複業ができる

現在、日本は副業解禁時代と言われ、ルールの改定が著しく変化しています。

当ブログでは、副業と称すのではなく複業(複数の事業展開)と称していますので、以下、複業とします。

 

会社員の場合、以下のとおり複業構築は簡単ではありません。

  • 会社にばれると怒られるかもしれない
  • 複業で収入が増えることに対する同僚からの嫉妬
  • 利益相反行為に当たる可能性を示唆される

 

SEにとって、仕事で用いるITスキルは他業種から見ると素敵すぎるスキル。

つまり、大きくなくてもスモールビジネス構築程度のスキルがあるのに、会社員という環境のせいでしづらいのです。

 

一方、フリーランスなら会社にお断りをいれることも当然無いため、

自分のやりたい事業にいつでも挑戦できます。

ITスキルを活かしてどんどん成長していきたいと考えている人にとって

フリーランスSEはとても良い働き方です。

 

身につけたいスキル・知識が選べる


会社員の場合、プロジェクトに必要な業務知識を覚えるようにと指示され

業務知識を覚える時間がかかるため、自身として覚えたいスキルを覚える時間がなかなか取れません。

資格についても同じで、会社から指示された資格をまず取らなければならないので

自分の目指す方向に進むのが難しいのです。

 

ある程度の年数、社会人経験がある方なら会社で必要とされるスキルよりも必要な知識やスキルがあるとわかるのではないでしょうか?

当然、ITスキルや業務スキルも仕事の都合上、勉強し続ける必要がありますが生活する上での抑えておく知識は幅広くあります。

自身が色々挑戦したい場合、新たな知識を得ようと心するならば自らの意思で取り組むことができます。

会社の方針で資格試験などの勉強は不要となりますね。

(IT業界で働く方々は会社の方針で資格をとることを勧められるケースが多いですよね。)

 

プロジェクトの責任者にはならならいでよい→時間が増える

責任者になれない、というのは人によってはデメリットになる方もいるかもしれません、裏を返すと「時間が増える」ということ。

 

簡潔にまとめると、以下のような特徴があります

  • メンバー要員として責任は軽くなるケースがほとんど
  • 後輩の育成など会社の事務に関わる必要はない
  • 出張や転勤は基本的にない

 

マネジメント要員として責任ある立場を希望することで単価アップを狙うケースもありますが、冒頭で話したとおりSEの多くは「モノづくり」が好きな方が多いので開発を目指す方が多いですね。

 

 
会社員は年齢が上がるに連れ、今度は後輩を育成しなければいけません。

会社の将来にとって大切な仕事ですが、自分のスキルアップに時間を使いたい方にとってはストレスに感じてしまうのではないでしょうか。

フリーランスSEであれば人材育成に深く関わることがないので、この時間も取られなくて済みます。

  

案件も自分で選ぶことができるため、ライフプランを立てやすいのも魅力です。

フリーランスSEの場合、もし出張や転勤を伴うプロジェクトの場合には

面接の際に開示されるので、転居したくない場合にはお断りすることができます。

 

 

以上の理由から、フリーランスSEという働き方は会社員SEと比較して、とても注目されているのです。

  

まとめ・フリーランスSEになるメリット:

フリーランスSEになることで自由に使える時間とお金が増える。

その増えたお金と時間を使って、自分が身につけたい新たな知識を手に入れることができる。

 


大多数が抑えられていない、フリーランスSEになるデメリット

  • 「時間が増えた」
  • 「お金が増えた」

それだけで満足してしまっては5年後、10年後と考えた場合

絶対にSEで居続けられるという保証はありません。

 

「安定」という概念は、すでに崩壊しているという点ですね。

 

現状維持では将来、仕事を失う?!

皆さんには、今はSEにとってバブル期だと思ってほしいです。

 

2020年のオリンピックを控え、供給が追いつかないくらいに

需要が増えている。というのが現状です。

しかし、これは一時的なもので、数年後には終わりが来ます。


2022年には、バブル期で増えすぎてしまった人材が

急に仕事を失う時代になると予想されます。

なぜなら自動化やAIの台頭などで、今までSE専門とされてきたスキルが一般的になってしまうからです。


欧米では導入されているのですが、

今、プログラミング言語がわからなくてもプログラムを作ることができるソフトができています。

まだ国内で使われていないだけで、いずれ入ってきます。


現状維持で満足していると、

「あの時、勉強していれば良かった・・・」と後悔することになります。

 

フリーランスSEはスキル不足だとクビになる


フリーランスSEには当然、即戦力であることが求められます。

エージェントに勧められ、軽い気持ちでフリーランスになると危険です。

現場に入ってみたら通用しない程度のスキルだった場合

会社員ではないので簡単にクビを切られてしまいます。

 

今、派遣登録感覚ですぐに簡単にフリーランスになることができてしまいます。

最も重要なマインド「自分は個人事業主。プロフェッショナルである。」

という意識が欠落しているようでは、やっていけません。

派遣感覚でゆるーくやろうとすると

プロジェクトが完成する前に契約を破棄されてしまいます。

 

まとめ・フリーランスSEのデメリット:

現状維持で満足せず、勉強し続けないと仕事がなくなるリスクがある

現場で通用しないと判断された場合、簡単にクビを切られてしまう

 

総括

 

フリーランスSE」はこれから知識とスキルを伸ばして自分のやりたいことを実現しようとする方にとって、とても良い働き方です。

自由に仕事を選べるので、管理するタスクが多すぎる・急に転勤が決まる…などの

無駄なストレスを感じずに済みます。

お金も時間も増えるという嬉しい変化もありますね。

 

しかし、その増えたお金と時間を使ってスキルアップを続けないと

「戦力外」とみなされ、簡単にクビになってしまうリスクもあるのが厳しいところです。

 

フリーランスSEになるのは簡単です。

でもフリーランスSEで居続けるのには、大きな覚悟が必要です。

 

そのためには

  1. 現場で必要な最低限のスキルを身につけること
  2. 増えたお金と時間を上手く使うこと
  3. 自分は一人のプロフェッショナルであるという自覚を持つこと  

以上の3つを心掛けることが大切です。