フリーランスに「休日は必要無い」というドMな話
「休日が必要ない」といわれたら
皆さんどのようなイメージをいだきますか?
- 辛い
- 苦しい
- 休みたい
など、いろいろな思いが出てくると思います。
しかし、私が提唱するライフスタイルについては実は全く逆で、
これからの時代「休日が必要ない」と言う概念は、最も理想的な働き方だと言えるのです。
「なぜ必要無いと言えるのか?」
これを理解するために、まずは理想的な働き方について、今一度考えてみましょう。
理想的な働き方 について、今一度考えてみる
今政府では、「働き方改革」という改革を進めています。
安倍晋三首相が内閣官房に「働き方改革実現推進室」を設置するなど、
働き方改革の取り組みに積極的に取り組んでいます。
その改革の内容はいろいろあるのですが、まとめると以下のような話です。
働き方改革とは、 労働時間とプライベートの時間のバランスを取れるようにすること
より具体的に言うと、
睡眠・仕事・生活、"時間のバランス"をとる「ワークライフバランス」を推進するということです。
この"時間のバランス"を政府が定めた規定水準を保つことにより、国民がより理想的な働き方をすることができる、
として現在、改革をすすめています。
しかし、
「理想的な働き方を実現する」
という点において、この働き方は論点がずれています。
「ワークライフバランス」が致命的に見逃していること
ワークライフバランスにより、睡眠・仕事・生活のバランスが取れるのは一見いいことだと思います。
仕事の労働時間も働きすぎない、約8時間労働と決まると、睡眠やプライベートの時間も確保できるかもしれません。
しかし、もしこの仕事の時間が非常にストレスフルなものだとしたら、、、
いくら労働時間が以前より短くなったとしても、
ストレスがかかるという点では余り変わりません。
対して、この仕事が好きで情熱をかけられワクワクする仕事だったら?ストレスレスなものだったら、むしろ続けたくなるかもしれません。
はっきり言えるのは、今は"好き"や"ワクワク"していることを全力で取り組んでる人が成功しているのは言うまでもありませんね。
ワークライフバランスは、労働時間を減らしてくれるかもしれないが、ストレス量はそんなに変わらないかもしれない
睡眠・仕事・生活の「適切な時間管理」ができれば、
今よりも理想的な働きかたが実現できる、という考え方です。
しかし、私が理想的な働き方として提唱するのは、
「適切な時間管理」が重要なのではなく、
「適切なストレス管理」が重要になってきます。
落合陽一氏が掲げる「ワークアズライフ」について
「ストレス管理」については、
現代の魔法使いとも呼ばれる落合陽一氏が、
「ワークアズライフ」という言葉で説明しています。
ワークアズライフとは、
睡眠以外の時間全てが、仕事であり趣味であるという概念である。
このような状態を落合氏は提唱しています。
これを私なりの表現では、"仕事とプライベートの境界線がない状態"と提唱しており、フリーランスに「休日は必要ない」という結論に至ります。
仕事とプライベートの境界線がない、という理想な状況
私は、
「プライベートでは何をしているのですか?」
「お休みの日は何をしているのですか?」
ときかれることがあるのですが、いつ休んでいるのか実は正直分かりません。
例えばプライベートだったとしても仕事につながる。
仕事でも人とコミュニケーションをとるのが好きなので、打ち合わせも盛り上がり、結果的に仕事とプライベートの境界線がありません。
このようにプライベートと仕事の境界線が無い状態が理想的な働き方といえます。
まずは土台を築くこと
しかし、誰しもが"いきなり"このような働き方に移せるのは難しいでしょう。
フリーランスとして働いていける土台を築けているか、がカギとなります。
私の場合は、
- フリーランスSEとして働いた経験
- キャリアアドバイザーとしての仕事
- ITスキルを活かしたスモールビジネスの構築
などを経験しているため、
これらの経験値からプライベートでの付き合いからでも仕事を得ることができるためストレスレスな状態を築けられます。
例えば、飲み会の場で「登壇者として出てくれない?」「インタビューしていい?」とかですね。
私が主催しているセミナーを案内したい、という人がいればセミナーを案内して終わりです。
レールは既に敷かれてるので、あとは案内すればいいだけです。
また得意分野を中心に、かつ苦手な分野や時間がかかる箇所をアウトソーシング、というスタンスなので
得意な"話すこと"だけにフォーカスできるため、仕事とプライベートの境界線が無いのです。
みなさんに置き換えた場合、
初めは土台となるような経験やスキル、仕組みができていない方が大半でしょうからいきなりこの概念は受け入れがたいでしょう。
しかし、今後は働き方改革を通して「ワークアズライフ」という考えにシフトしていく必要性があります。
フリーランスSEなら、理想的な働き方を実現しやすい
実はフリーランスSEなら、
この「ワークアズライフ」という理想的な働き方へシフトしやすいといえます。
なぜならフリーランスSEになることによって「ストレス管理」がしやすくなるからです。
「ストレス管理」がしやすいフリーランスSE
フリーランスSEの働き方は、基本的に今まで会社員SEとして働いてきた内容とほぼ変わらない、雇用形態だけ変えてスライドというイメージを持っていただければ。
しかし大きく違うのは以下の3つのストレス
人間関係のストレス
責任感の重圧
収入面からの将来の焦り
これらが大きく減少することになります。
人間関係で言えば、上司との付き合いや後輩への指導などが大幅に緩和されます。これらは正社員の仕事ですからね。
その他の部分もこれまで他記事にて伝えてきた通り、会社員だった時の不満がフリーランスで解消されます。
その結果、副産物的にストレスの解放ということにつながります。
増えたお金と時間を用いて"成長"というところに着目し、さらなるスキルアップを目指す。
成長は勉強することが全てじゃないです。遊びだって十分な成長に繋がりますしね。
知人がドローン体験会でドローンの魅力に惹かれ、現在ドローンを用いた映像系の動画を作成しWebで公開しています。
海外(リゾート地)にドローンを持って行き、海外の景色を自分なりに編集してinstagramに公開。
フォロワーが増えたことをキッカケにインフルエンサーとして注目を浴びるようになりました。
必ずしもフリーランスにならないとできないわけではありませんが、成長に着目し知見を広げることがフリーランスになると増えていきます。
このようにフリーランスでは、将来的にプライベートと仕事の両立を目指すことが可能です。
総括
前述したとおり、会社員SEからフリーランスSEへシフトしていこうと考えている方にとっては現時点では会社員としての古い慣習が影響しており、
落合氏が提唱するような「ワークアズライフ」という考えは受け入れがたいでしょう。
これらの多くの原因は前述した"3つのストレス"が絡み、これらは会社員からフリーランスSEへと環境を変えることが早いと言えます。
現状に不満や不安があるのなら、現状維持ではなく未来にフォーカスし
あたらしく何をするか、どんな成長をするかということを考える意識改革が、
これから先のライフシフトする第一歩となることは間違いありません。
よって、単に睡眠・仕事・生活のバランスを考えることにフォーカスするのではなく、
ストレス管理を前提としたワークアズライフの概念が、働き方改革に必要と言えることに間違いありません。
このワークアズライフが腑に落ちるとき、あなたは会社員よりフリーランスが一番だ!と思うことでしょう。
そのマインドにシフトした時、あなたは「休日は必要無い」というドMな結論に至ります。