システムエンジニアは今すぐ開業届を出しなさい

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フリーランスSEという働き方を絡めた「ワーク」「マネー」「ライフ」の3つの観点からSEのスタイル革命を提供

Sier業界の会社員から脱却、フリーランスSEで次世代の準備

私は以前から、「SIer業界の構造は近い将来崩壊するでしょう。」とお伝えしています。

 

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Sler業界はこのようなピラミッドになっており

元請けが下請けへ、下請けはそのまた下の下請けへ…という積み重ねになっています。この構造には内部からの反発、つまりSIerで働くSEからの不満がとても多いです。

 

構造内部からの不満はおもに

 

  • SEがひとりの技術者としてではなく、人月単位の労働力としてしか見られていない
  • 作業の依頼が丸投げで、バケツリレーのようになっている
  • 現場の大変さを理解していない元請けから、無理な納期を押し付けられる

 

 

以上が挙げられます。

当ブログでも、SIer業界への内部からの不満は何回か取りあげています。

 

 

今回は内部からではなく、SIer業界に仕事を発注しているエンドユーザーの視点から

  • SIer業界の構造は、今後どのように崩壊していくのか
  • この構造から脱却するには具体的にどのような準備が必要か

 

以上についてお伝えします。

 

 

 

エンドユーザーから見たSler業界への不満 

なぜ技術(質)ではなく労働力(量)で判断するのかが謎!

 Sler業界では、SEは「人月単価いくら」という数え方をされます。

優秀なのかどうかではなく、この工程に割り当てられる人はどのくらいの単価か?

という判断になるので、スキルによってお金が変わるということはありません。

 

この単価設定の仕方はSIer業界としては当たり前なのですが

取引しているエンドユーザーから見れば疑問です。

 

だって優秀な人数人に任せれば早く終わるかもしれないものを

最初から「この案件はこの期間、この人数でやることに決まっています」と

よくわからない見積もりを出されるわけです。

もしかしたら人件費も時間も膨大に無駄にする可能性があると考えると

不安ですし不満です。

 

 

はじめから完璧な仕様書を求められ、修正に莫大なお金がかかる!

 

エンドユーザーははじめに仕様書を用意するように言われます。

元請け側は間違いない答案を作らせて、そこに対して100点満点のものを提出します。つまり、答案用紙となるエンドユーザーからの仕様書が間違っていれば

納品物も間違えたものがあがってきてしまいます。

 

間違いは当然修正が必要です。しかし、実際に運用してみて改善したい箇所も出てきます。

ユーザーからの反応を見ながら改善するわけなので、運用前に完璧な答案用紙を作ることは、そもそも不可能なのです。

 

それでもし「少し合わないところがあるから仕様変更をしたい」となった場合

カスタマイズや修正などの追加対応にはまた別途費用が掛かります。

大きな案件だと、追加対応だけでも1000万単位でコストがかかることがあります。

 これでは泣く泣く仕様変更をあきらめることにもなりかねません。

ますます不満は募るばかりです。

 

 

下請けが積みあがる毎のバッファが無駄!

 

下請けに依頼するためには費用がかかるため

元請け会社は、エンドユーザーに少し多めの金額を請求します。

万が一の場合の保険。バッファとしてですね。

そしてその下請けがまた下請けに依頼し、またまたバッファが積みあがる…。

 

その最終的な合計額が、エンドユーザーに求められるのです。

これでは本来必要な額にどんどん上乗せされていることになります。

エンドユーザーにとって非常に不利益です。

 

これらからわかる通りシステム導入を検討した場合、

資金が潤沢な大手企業しか依頼できない、つまり中小企業、もしくはスタートアップにとってシステム導入はハードルが高い。ということがわかります。

 

まぁ、上顧客だけごますりしとけってことですよ。

 

提案してくる担当者がエンジニア目線じゃない!

ユーザーに提案する担当が現場を理解していないことが多いです。

「我々はこの短時間でできますよ!」と、立派な提案を持ちかけてきますが

実際にはそれを下請けに丸投げしているだけ。

 

エンドユーザーもそんなことは分かっていますから

「ほんとにあなたに頼んで大丈夫なのか?」という不安はぬぐえないままになります。

 

話題になったまとめは以下。エンジニアはわかる方が多いのではないでしょうか?

 

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参考URL:

el.jibun.atmarkit.co.jp

個人の時代に数千万円なんて払えない!

今までは大手企業の独壇場でしたが、大手が安心というブランドは、今はありません。今は安価で引き受けてくれるスタートアップ企業がたくさんあります。

優秀なエンジニアが個人でやってくれる場合だってあります。

 

今は個人の時代です。

作る側も個人なら、頼む側のエンドユーザーだって個人です。

そんな時代に、大金をはたいてまで大手に発注なんてできませんよね。

むしろ最近は、今まで大手に依頼していたものをこれらベンチャー企業や個人に発注するケースも多くなりました。

 

これらからわかる通り、大手・中小企業に関係なくSIer業界は崩壊しつつあります

それを知ったうえで、私たちSEは次世代への準備をする必要があります。

 

まとめ:

・人月単価という曖昧な金額設定

・要件定義でいきなり100点を求められ、仕様変更に別途料金がかかる

・下請け企業のバッファの積み重ね

・要件を聞いているSEが専門家ではない

・個人の時代にもかかわらず、個人を相手にする構造になっていない

 

以上の理由から、エンドユーザーはSIer業界のピラミッド構造に不満を持っている。

 

 

個人の時代にうまくいくSEの条件とは?

 

優秀なベンチャー・スタートアップ企業がたくさんあり、働き方が多様化する今

個人が活躍する可能性があふれています。

以下ではSEが個人で活躍するための条件を4つ、お伝えします。

 

 

1、初期が依頼しやすい価格であること

 

先に述べたように、個人の時代に数千万かかる大手に依頼するのは難しいです。

個人であれば、下請けのぶんのバッファを上乗せしたりはしませんから

大企業より安価で提案することができます。

エンドユーザーもハッピーです。

 

2、逐次、修正改善の対応ができる・頼みやすいこと

 

大手企業だと、開発と運用が別個の対応になり追加料金がかかる場合が多いですが

個人でやるならそこも柔軟に対応することができます。

エンドユーザーは、使いやすい形になるまで要望を聞いてくれるエンジニアを求めています。

 

3、相手の要望を正確にヒアリングできる

 

企業であれば要件定義は営業担当の仕事になりますが

個人なのでこれもSE自身が行うことになります。

営業なんてやったことない…と思うかもしれませんが

SIer業界の構造がいつか崩壊する以上、コミュニケーション能力を磨いて

自分でエンドユーザーと打ち合わせをしなければいけません。

 

4、マーケティング能力・発信力

 上で「コミュニケーション力を磨いて営業を」と書きましたが

優秀な個人であれば、向こうから依頼はやってきます。

そのために、発信力が重要な時代になっています。

ブログやSNSなどで自分の仕事を発信する力もつけていきましょう。

相手からあなたに依頼したいとオファーが来るような。発信力が求められる。

 

以上を見てもわかるように

 SIer業界特有の下請けが積みあがる部分を飛ばして

直接個人のSEが受ける構造へと変化するので、ピラミッド構造は崩壊します。

 

まとめ:

個人の時代に活躍する4つの条件

1、初期が依頼しやすい価格であること

2、逐次、修正改善の対応ができる・頼みやすいこと

3、相手の要望を正確にヒアリングできる

4、マーケティング能力・発信力

 

よって、ピラミッド構造の中間部分は邪魔なだけ。近い将来崩壊するといえる。

 

 

 

総括:まずはフリーランスSEになってみましょう!

 

とはいえ、今までの会社員SEという働き方を続けても

上で挙げた4つの条件は手に入りません。

さらに最近では残業撤廃の号令も出ていますから

給料が減る上に時間が余って嫌だという方も多いでしょう。

 

案件にかかわるすべてを個人でできるSEへとステップアップするためにも

私はフリーランスになるのが手っ取り早いと思います。

 

当ブログでも再三お伝えしていますが

具体的に何をやるかはなってから考えればいいのです。

 

フリーランスSE需要は高まってきています。

実際に働くことはそんなに難しくはありません。

雇用形態が業務委託に代わるだけです。

単純に年収がアップしますからお金が増え

後輩の指導などの責任や無駄な時間も減るため稼働時間の減少にもなります。

 

増えたお金と時間を何に使うかがすごく重要です。

何をするかわからないからこそ、変革に向けて自己投資をしましょう。

 

学ぶ環境はいくらでもあります。

お金を払ってでも、情報を得られる環境に身を置きましょう。

そうすれば新しいコミュニティーに参加できますし

同じ価値観を持った人間が集まることによって

自分の生み出せるものは何かを考えるきっかけになります。

 

2022年あたりを目処に、ピラミッド構造は崩壊するでしょう。

フリーランスSEになって増えた時間とお金を使って

ITスキルだけでなく、色々なスキルを組み合わせて何ができるかを考えましょう。

「直感タイプ」と「慎重派タイプ」フリーランスSEとして働くタイミング

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書籍やセミナーに参加すると、「今すぐ行動。」「行動力が大切。」など

まずは行動することでワンステップ前へ行くことを勧めています。

当然ですが、結果は行動から生まれ、行動はあり方(マインド)から変わります。

そのマインドは、努力というより"覚悟"が大事です。

 

「まだ東京で消耗してるの?(*)」で、有名なイケダハヤトさんも、「会社員は今すぐフリーランスになるべきだ」というブログでも謳っていますね。

*1

 

そんな煽りの記事を見て、

  • 「そうやって社畜を煽って、仕事が将来なくなったらどうするんだ。」
  • 「会社員が会社を辞めて、仕事がなかったらどう責任をとるんだ。」

なんて批判をする人もいます。

 

皆さんは肯定派ですか?否定派ですか?

ちなみに私は、イケダハヤトさん肯定派です。

 

当ブログは基本SEが対象ですからSEに絞って言うと、

エージェントの煽り広告効果もあり、今では簡単にフリーランスSEという働き方ができます。

仕事もエージェントが取って来れるので問題なしです。

 

なので、私が前述の批判するSEの方だとしたら

思ってる以上のハードルが高くないという認識を持って欲しいのです。

 

今回の記事は「とはいえ、何をしたらいいか分からない。行動できない」と迷っている人に対し、少し寄り添ってみます。

 

SEのタイプを2種類に分けるとするならば、

直感タイプのSE、慎重派タイプのSEに分けてそれぞれの強みを紹介しながら

フリーランスになるべきタイミングと方法をお伝えしていきます。

 

「直感タイプ」と「慎重派タイプ」フリーランスSEとして働くタイミング

 

とりあえずやってみる!直感タイプに合った方法

 

このブログを今読んでくださっている方の中にも

もうすでにフリーランスとして動き始めている方がいるのではないでしょうか。

 

物怖じせずチャレンジできる直感タイプは、行動が速いのが大きな強みです。

相手が求めているものを自分ができるかどうか

初めての挑戦だったとしても、まずはやってみて何とかするタイプです。

定期的に相談に乗ってくれたり、アドバイスをくれたりするメンターがいればさらに飛躍できるでしょう。

 

直感タイプの場合、スタート時点のスキルは実のところあまり重要ではありません。

フリーランスとして一人でやっていこう!という気概があるので

とにかく行動力のある直感タイプは、まずフリーランスになってみてから必要なスキルを学べば成功する確率が高いです。

これはSEに限らず、全業種対象でしょう。

 

直感タイプがひとつ気を付けるべきは、

走り始めたのに中途半端で断念してしまう可能性があること。

直感で動くので、他に目移りしてしまい勢いで急カーブしちゃう可能性があります。

 

心当たりがある方に対してアドバイスとしては 、

最初は完璧ではなく、小さなゴールに対して「完遂」を目指すこと。

まずはやりきることです。

フリーランスSEで言うと「とりあえず半年はワガママ言わずやってみる!」みたいな感じですね。

現場でスキルが見合わず完璧ではなかったとしても、

課題がわかりどのように改善に繋がるか、何が現場足りてないのかなどが明確になり、あなたの糧となります。

 

「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ。」という昔からの格言がありますが

今は過去とは価値観も時間の流れも違います。

行動しながら学ぶべき時代とも捉えます。

 

直感タイプの強みは、その勢いで行動できることですからまずは小さなゴール地点をざっくり決めて行動してみましょう。

フリーランスSEとしての観点で最初の行動と言えば、

とりあえず開業届を出してみる(笑)ですね。

 

じっくり考えてから行動!慎重派タイプ

 

すぐに行動するべき、と分かっていても、何をするべきかがはっきりしないために

"まずはじめに"、現状の自分に できる or できない を考えてしまいがち。

直感タイプに比べて行動が遅れてしまう慎重派タイプ。

 

直感タイプは、

たぶんできるだろう、できたらどういう世界が見えるんだろう、なんかすごいことなりそう。

と直感で動きますが、計算高い慎重派タイプは現実的に分析から入るため、判断が遅れます。場合によっては時期とタイミングによるチャンスを失います。

 

しかし一見不利そうに見える慎重派タイプですが、そのぶん一旦ゴールがイメージができ働き始めると成長が速いです。

フリーランスSEの場合ですと、はじめは本当にフリーランスSEなっていいものか?と悩む方がしばしば。

しかし、ゴールのイメージができれば具体的な準備プランなどを立てれます。

SEは基本的にプロジェクトの工程と身近な立ち位置ですから、計画を立てられることができたらあとは着々とこなすだけ。

ほぼ計画通りに物事を進みます。

 

 

慎重派タイプへのアドバイスとしては、現状把握と目標(ゴール)設定。

直感タイプも当然重要ですが、慎重派タイプはそこが明確になってしまえば、結果はほぼ確実イメージ通り。

 

補足:現状把握と目標設定の仕方

具体的にはライザップをイメージするとやりやすい。

  1.  現状の体型を確認し(現状把握)
  2. どのような体になりたいか決める(目標設定)

 

そうすると自ずと理想から逆算して行動計画が出てきます。

  • 筋肉をつけたいだけなら無酸素運動を全体的に
  • 痩せたいだけなら食生活も視野に入れて有酸素運動を取り入れる

 

まずはゴールを設定する。そこに向かって行動するのが慎重派タイプに合った行動のしかたです。

 

まとめ:

直感タイプ

  • 行動が早く、フリーランスで生きていこうという気概がある
  • 走り始めたのに周囲に目移りして中途半端で断念してしまう可能性がある
  • まずはフリーランスSEという働き方に飛び込み、仕事をはじめ、完成までやり遂げてから徐々にスキルアップを図る

 

慎重派タイプ

  • 分からないまま行動することを避けるため、動き出しは遅い
  • しかし、そのぶん一旦行動すると決めたら成長は速い
  • まずは現状を把握、目標設置をしてからフリーランスになるのがよい

 

 

総括として 〜フリーランスSEとして働く覚悟をする〜

 

フリーランスSEになるべきタイミングは、実はどちらも一緒です。

最低限のスキルを身につけ条件クリアしているのならすぐフリーランスになる!が理想です。

 

 

フリーランスの職業はいろいろありますが、中でもSEという職種は特殊です。

 

今までの経験と働き方を単純に会社員からフリーランスという雇用形態にスライドしただけです。

やることは一緒です。

 

新しい業界のことを学ぶ必要がなく、むしろ下請けで客先常駐をメインとしていた方にとっては、リスクを最小限に抑えられます。

これはSEという職種に与えられた特権みたいなもんですね。

しかも会社員で働くSEと比較して、時間とお金の両方が増えます。

その増えた時間とお金を原資に、次なるステップへ自己投資するんです。

 

冒頭に戻ります。

「やりたいことをやる」「本業以外で何かを提供したい」

と思う場合、行動力が必要となります。

その行動には現実的に考えると、時間とお金の両方が必要になります。

 

現時点で「やりたいこと」や「具体的な目標」というものが無い方にとっても、

知見を広げることによって、新たな価値観が見えてくると思います。

しかし、そこには時間とお金が無いと限られた範囲でしか動けないですよね。

 

ゲームをやるとき、レベルを上げ装備を整えからボスステージへ行きます。

仕事に関しても同じことが言えます。

環境が変われば見える世界が大きく変わる、そしてできることが広がり可能性に溢れる。

会社という小さな組織ではあまりに狭い。

フリーランスという業態から見ると、SEという業種だけに絞るのも勿体ないのが事実です。

 

このブログで再三お伝えしていることですが

フリーランスになることが最終目的ではありません。

フリーランスとして働くことはあなたのやりたいこと、叶えたいことを可能にするための手段の一つです。

 

直感タイプと慎重派タイプ、あなたはどちらのエンジニアでしょうか?

どちらにしてもSEであるならば、フリーランスSEへの転身を早めにすることを推奨します。

 

今回の記事でアドバイスした通り、自分のタイプに合った行動の仕方を見定めて

失敗しないフリーランスSEへの道を歩みだしましょう!

*1: *今は違うタイトル

エンジニアの資格取得推奨は単なる茶番。スキルや知識は金で買え!

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なぜエンジニアは資格取得を推奨されるのか?

 

私の相談者の中にこんな人がいました。

彼は入社する前にネットーワーク系の資格を取りました。

入社してからやりたいことだったのと

入社前の説明会でも「ネットワークの資格があれば活かせる」と聞いていたからです。

 

彼はその言葉に意気込み、入社前に必死にネットワークの試験を勉強しました!

その資格とはCCNP

本来であれば社会人4年目、5年目に取得するような高度なもの。

CCNPを取るための条件として、以下が必要となります。

  1. CCNAという資格を前提として合格していること(1回約3万円)
  2. CCNPは1回3万円近くする試験を3回合格すること(合計約9万円)

 

相談者は入社前と入社後の1年間を費やし、CCNPを合格。

2.にて、3つの試験の内1つが落ちてしまい、1つは再試験(これは自腹)。

 

受験費用だけで約15万円(内3万円自腹)かけて取得したとのことです。

これは相当の評価が待っていることでしょう!!

 

・・・

・・

 

ところが、現場では

1年目の検証部門では多少触ることがありましたが、2年目からは全く触れることがなかったようです。

むしろ2年目以降、CCNP持っているのにこんなのもできないの?」とバカにされた経験があるようです。

 

この会社は一体何のために、資格取得を推奨していたのでしょうか。 

 

資格取得推奨はあなたのためではなく、「会社のため」

国家資格やベンダー資格など今までは資格をいっぱい持っているほうが評価されていました。

しかし普段から使っていない知識だと

いざ案件が決まった際に資格保有者にもかかわらず、資格で得た知識を活用できなければ白い目で見られてしまう…なんてことも起こりがちです。

身に覚えのある方、会社でそんな人を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

 

多くは、

  • 部の方針(上司から資格を取るように言われて仕方なく)
  • 資格手当のため(収入アップの糸口がそれだけのため)

これらが現状です。当てはまってるはずです。

 

もちろんその資格が

  • あなたにとって本当にやりたいこと
  • 会社のなかで昇進したく評価を得たい
  • この資格がないとできない

という理由なら、会社の方針に合わせて資格を取るべき。

 

しかし、会社や上司が資格取得を推奨するのはあくまで企業のイメージを良くするためと念頭に入れる必要があります。

あくまで企業のためにであり、あなたの将来を思ってのことではないのです。

 

今は個人の時代です。

その資格が自分に必要かどうかは、自分で判断しましょう。

上司に言われたからといって関係ありません。断る勇気も大切です!

 

「遠回りが近道」という成功哲学の言葉がありますが、今回はそれにも当てはまりません。単なる遠回りです。

進むべき指針が定まってたら、わざわざ寄り道しているようなものです。

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今回は個人の時代を生きるSEにとって

資格よりもずっと大切な3つの知識(リテラシーについてお伝えしていきます。

 

SEが身につけるべき3つの知識(リテラシー

資格は本来、仕事をする上で必要とする証明書みたいなもの。

車を運転する際の免許証みたいなもの。

しかし、いつかは企業ブランドの飾り物(アクセサリー)レベルになりました。

 

例えば今は高学歴であっても、肩書きとしては当然目立ちますが現代においてそこまで重要とは思えません。

その上で資格よりも以下3つの知識(リテラシー)はこれからも問われることなので、この知識を身につけることに時間とお金を注力すべきと提案します。

  1. マネーリテラシー
  2. ITリテラシー
  3. グローバルリテラシー

極める必要はないですが、

上記3つは情報が早いため”常に得続ける状況に身を置く"必要があります。

 

中でもマネーリテラシーは仮想通貨が本格的に入ってきたため、

エンジニアはなるべくテクノロジー面から、今のうちから技術を含め理解することで有利に働きます。

 

1、マネーリテラシー

日本人はマネーリテラシーが低い。

お金に関する勉強って、学校ではしないのが謎でもあります。

理由の一点としては、教師自体が低収入かつ別の収入源を作る手段を"公務員"という表現で道筋を断たれてるのも挙げられるでしょう。

 

また、今は仮想通貨など新しいお金の形が生まれる時代の転換期です。

教師に「仮想通貨ってなーに?」と聞いても恐らく未来使われるであろう通貨について教えられる先生はいないでしょう。

 

2018年は仮想通貨元年といわれています。

TV上のニュースでは毎回「バブル崩壊か?」と煽られていますが、始まってもいないのが現状です。ビットコインですら走り始めたぐらいです。

 

“2018年、仮想通貨の真の価値が試される年になる"

私は2018年はこのように伝えていますが、どう捉えるかは皆さん次第です。

 

もちろん仮想通貨の話だけに関わらずご自身のマネーをどのように活用するのか、

トレンドの話をどのように知っておくべきか、

という情報源の源泉を辿る必要性があります。

 

これは会社員にも当てはまりますが、現状と目標設定の見立てが甘い傾向が強いです。

 

時代の転換期があるが故に是非見直してください。

自分よりもプロである第3者のプランニングを頼りにしていた方がぐっと近道を示唆してくれます。

2、ITリテラシー 

仕事柄、真面目に突き詰めて考える方が多いのでしょうか。

SEは比較的スキルにフォーカスして、一つのスキルの専門性を高めようと考える方が多いようです。

ですがこれから求められる力は、「広く浅く」が求められます。

 

他業界の方に伝え、一緒にサービスを生み出していくことが求められます。

IT業界でない人に、「私は〇〇エンジニアで▽△の資格やスキルを持っています。」といっても伝わらないですよね。

そのため同業種としか話が合わず、他業種との方との距離を自然に取らなくなるようになり、結果的に機会を失うことが多いです。

 

これからは「私はITスキルがあります。」ではなく、

ITスキル × ○○ジャンル(趣味・得意)などの掛け算が必要です。

 

スキルがあって、作るだけならAIにとって変わるでしょう。

しかし、スキルに掛け算をすることによって、唯一無二のサービスができるのです。

エンジニアは比較的ITリテラシーは高めなので、他業種や他分野との交流を深め知見を広げることで多くは解消します。

 

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3、グローバルリテラシー

今後はグローバルと向きあっていくことも考えなければいけません。

語学力をつけるのはもちろんのこと、日本では成熟しているけれど、海外ではまだ未発達でチャンスが多いビジネスがあるかもしれません。逆も然り。

 

変化で柔軟であり、国内の情報だけに留まらず情報得る環境も必要になります。

1.マネーリテラシーで触れた仮想通貨も、海外から発信した情報が主です。

現時点では情報が溢れすぎて、一部のブロガーがまとめてくれたりしていますが、どうしても情報遅れになりますし、ブロガーの情報がどこまで正確かは不明。

 

今後は国内だけに留まらず多くの外国人が日本に来訪します。

文化が違う上チャンスも広がります。

 ITスキル×語学力で、ビジネスの可能性を広げていきましょう。

 

会社員SEにありがちな情弱に陥る負の循環

世の中はものすごいスピードで日々変革しています。

情報が早く、次々に新しい情報が入ってくる今

SEは情報を常に得続けることができる環境に身をおくべきです。

 

しかし、実際のSEは自分たちの仕事にいっぱいいっぱい。

会社員だと。心的、肉体的疲労に加えて上司からの業務の押し付けなどにより

過去の情報を学ぶのに時間がかかるため情報をアップデートできていないのです。

 

この環境に居続けると、情報弱者となり時代にどんどん取り残されてしまいます。

最悪、情弱ビジネスに引っかかってしまう…ということにもなりかねません。

 

情弱ビジネスについて、過去に当ブログで紹介しています。

miyahiro.hateblo.jp

※かくいう私も何度か引っかかったことが…(´;ω;`)

 詳しくは上記URLにてご覧ください笑

 

 会社員SE→フリーランスSEへ転向のススメ

前述のとおり、時間がなくお金がない…。という状況に陥りやすい会社員SE。

安定のイメージがあるかもしれませんが、60歳くらいまでお金が入ってくる可能性があるというだけの話です。

ならばフリーランスSEになって増えたお金と時間を使い、自己投資してスキルやリテラシーを買ったほうが自分のためです。

 

自己投資こそ最大の投資です。

人脈づくりと称して無駄に飲み会に行ったり、車やブランド品にお金をつぎ込んだりという「浪費」とは違います。

「浪費」ではなく「投資」です。間違えないでくださいね。

 

まとめ:

会社の仕事が忙しすぎて、勉強する時間がなくなる

上司からの業務押し付けによりさらに負担が増える

古い情報のインプットばかりで新しい情報を得る時間が無くなる

 

このような負の循環から抜け出し、自由なお金と時間を手に入れるためにはフリーランスSEになるのがおススメ。

 

 

総括

人は「タダで!」「無料で!」という言葉に弱いです。

結果、昔からの友達や知り合い、社内の人のアドバイスなど

俗にフェイクニュースと呼ばれる古くて使い物にならない情報に時間をかけてしまいます。

 

今回のテーマになっている会社や上司からの資格取得推奨もその一つですね。

資格を持っていると優遇される。企業のブランドイメージに貢献できる=いいことだ!と思ってしまう方が多いのもわかります。

 

でもどうせなら、自分のために有益な情報に出会うことにこそ時間とお金を使うべきです。

このように出会った人は自分よりも先を行く人、自分よりも頭のいい人です。

 

お金を払って得る情報や出会う人には価値があります。

手の届きやすいところにいる人や情報ばかりを集めるのではなく

お金を払ってでも自分のためになる情報を追い求めましょう。

 

そのためには自分がやりたいことは何か、自分の仕事の目的は何かを普段から意識して明確にしておく必要があります。

そうすると、本当の意味での「遠回りが近道」という意味がわかりますから。

フリーランスに「休日は必要無い」というドMな話

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「休日が必要ない」といわれたら

皆さんどのようなイメージをいだきますか?

  • 辛い
  • 苦しい
  • 休みたい

など、いろいろな思いが出てくると思います。


しかし、私が提唱するライフスタイルについては実は全く逆で、

これからの時代「休日が必要ない」と言う概念は、最も理想的な働き方だと言えるのです。


「なぜ必要無いと言えるのか?」

これを理解するために、まずは理想的な働き方について、今一度考えてみましょう。

理想的な働き方 について、今一度考えてみる

今政府では、「働き方改革」という改革を進めています。

安倍晋三首相が内閣官房に「働き方改革実現推進室」を設置するなど、

働き方改革の取り組みに積極的に取り組んでいます。

その改革の内容はいろいろあるのですが、まとめると以下のような話です。

働き方改革とは、

労働時間とプライベートの時間のバランスを取れるようにすること


より具体的に言うと、

睡眠・仕事・生活、"時間のバランス"をとる「ワークライフバランス」を推進するということです。

この"時間のバランス"を政府が定めた規定水準を保つことにより、国民がより理想的な働き方をすることができる、

として現在、改革をすすめています。


しかし、

「理想的な働き方を実現する」

という点において、この働き方は論点がずれています


ワークライフバランス」が致命的に見逃していること

ワークライフバランスにより、睡眠・仕事・生活のバランスが取れるのは一見いいことだと思います。

仕事の労働時間も働きすぎない、約8時間労働と決まると、睡眠やプライベートの時間も確保できるかもしれません。

しかし、もしこの仕事の時間が非常にストレスフルなものだとしたら、、、

いくら労働時間が以前より短くなったとしても、

ストレスがかかるという点では余り変わりません。


対して、この仕事が好きで情熱をかけられワクワクする仕事だったら?ストレスレスなものだったら、むしろ続けたくなるかもしれません。

はっきり言えるのは、今は"好き"や"ワクワク"していることを全力で取り組んでる人が成功しているのは言うまでもありませんね。

ワークライフバランスは、労働時間を減らしてくれるかもしれないが、ストレス量はそんなに変わらないかもしれない

ワークライフバランスは、

睡眠・仕事・生活の「適切な時間管理」ができれば、

今よりも理想的な働きかたが実現できる、という考え方です。


しかし、私が理想的な働き方として提唱するのは、

「適切な時間管理」が重要なのではなく、

「適切なストレス管理」が重要になってきます。

落合陽一氏が掲げる「ワークアズライフ」について

「ストレス管理」については、

現代の魔法使いとも呼ばれる落合陽一氏が、

「ワークアズライフ」という言葉で説明しています。

ワークアズライフとは、

睡眠以外の時間全てが、仕事であり趣味であるという概念である。

このような状態を落合氏は提唱しています。

これを私なりの表現では、"仕事とプライベートの境界線がない状態"と提唱しており、フリーランスに「休日は必要ない」という結論に至ります。

仕事とプライベートの境界線がない、という理想な状況

私は、

「プライベートでは何をしているのですか?」

「お休みの日は何をしているのですか?」

ときかれることがあるのですが、いつ休んでいるのか実は正直分かりません。

例えばプライベートだったとしても仕事につながる。

仕事でも人とコミュニケーションをとるのが好きなので、打ち合わせも盛り上がり、結果的に仕事とプライベートの境界線がありません。

このようにプライベートと仕事の境界線が無い状態が理想的な働き方といえます。

まずは土台を築くこと

しかし、誰しもが"いきなり"このような働き方に移せるのは難しいでしょう。

フリーランスとして働いていける土台を築けているか、がカギとなります。

私の場合は、

  • フリーランスSEとして働いた経験
  • キャリアアドバイザーとしての仕事
  • ITスキルを活かしたスモールビジネスの構築

などを経験しているため、

これらの経験値からプライベートでの付き合いからでも仕事を得ることができるためストレスレスな状態を築けられます。

例えば、飲み会の場で「登壇者として出てくれない?」「インタビューしていい?」とかですね。

私が主催しているセミナーを案内したい、という人がいればセミナーを案内して終わりです。

レールは既に敷かれてるので、あとは案内すればいいだけです。


また得意分野を中心に、かつ苦手な分野や時間がかかる箇所をアウトソーシング、というスタンスなので

得意な"話すこと"だけにフォーカスできるため、仕事とプライベートの境界線が無いのです。


みなさんに置き換えた場合、

初めは土台となるような経験やスキル、仕組みができていない方が大半でしょうからいきなりこの概念は受け入れがたいでしょう。

しかし、今後は働き方改革を通して「ワークアズライフ」という考えにシフトしていく必要性があります。

フリーランスSEなら、理想的な働き方を実現しやすい

実はフリーランスSEなら、

この「ワークアズライフ」という理想的な働き方へシフトしやすいといえます。

なぜならフリーランスSEになることによって「ストレス管理」がしやすくなるからです。

「ストレス管理」がしやすいフリーランスSE

フリーランスSEの働き方は、基本的に今まで会社員SEとして働いてきた内容とほぼ変わらない、雇用形態だけ変えてスライドというイメージを持っていただければ。

しかし大きく違うのは以下の3つのストレス

  • 人間関係のストレス

  • 責任感の重圧

  • 収入面からの将来の焦り

これらが大きく減少することになります。


人間関係で言えば、上司との付き合いや後輩への指導などが大幅に緩和されます。これらは正社員の仕事ですからね。

その他の部分もこれまで他記事にて伝えてきた通り、会社員だった時の不満がフリーランスで解消されます。

その結果、副産物的にストレスの解放ということにつながります。


増えたお金と時間を用いて"成長"というところに着目し、さらなるスキルアップを目指す。

成長は勉強することが全てじゃないです。遊びだって十分な成長に繋がりますしね。

知人がドローン体験会でドローンの魅力に惹かれ、現在ドローンを用いた映像系の動画を作成しWebで公開しています。

海外(リゾート地)にドローンを持って行き、海外の景色を自分なりに編集してinstagramに公開。

フォロワーが増えたことをキッカケにインフルエンサーとして注目を浴びるようになりました。


必ずしもフリーランスにならないとできないわけではありませんが、成長に着目し知見を広げることがフリーランスになると増えていきます。

このようにフリーランスでは、将来的にプライベートと仕事の両立を目指すことが可能です。

総括

前述したとおり、会社員SEからフリーランスSEへシフトしていこうと考えている方にとっては現時点では会社員としての古い慣習が影響しており、

落合氏が提唱するような「ワークアズライフ」という考えは受け入れがたいでしょう。

これらの多くの原因は前述した"3つのストレス"が絡み、これらは会社員からフリーランスSEへと環境を変えることが早いと言えます。


現状に不満や不安があるのなら、現状維持ではなく未来にフォーカスし

あたらしく何をするか、どんな成長をするかということを考える意識改革が、

これから先のライフシフトする第一歩となることは間違いありません。

よって、単に睡眠・仕事・生活のバランスを考えることにフォーカスするのではなく、

ストレス管理を前提としたワークアズライフの概念が、働き方改革に必要と言えることに間違いありません。


このワークアズライフが腑に落ちるとき、あなたは会社員よりフリーランスが一番だ!と思うことでしょう。

そのマインドにシフトした時、あなたは「休日は必要無い」というドMな結論に至ります。

SEに警報!なぜSEは情弱ビジネスに引っかかるのか?

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情弱ビジネスというのは情報弱者」をターゲットとした(詐欺に近い)ビジネス。

教育にかかる費用に、対価として高額なお金をとるものです。

 

情弱ビジネスにはいろいろな種類があります。

なかにはFXや為替など、儲かるかどうか不確かな金融商品をビジネスとして紹介するものもあります。

 

怖いのが、こういった情弱ビジネスは大きく広告を出し、宣伝しています。

広告が出てる=大手=安心!

と思い、網をかけますね。

(まぁ今では怪しいイメージが多く、引っかかる可能性が低いことを信じます。)

 

とはいえ教育や教材、セミナーが全てが情弱ビジネスに当たるわけではありません。

ただ、情報に疎い方達をターゲットに中途半端な結果を与え、かつ悪質な商品やサービスを販売する目的で作られたビジネスは数多く存在します

 

そのため全てが怪しくなり、

有益な情報を得れる機会を見逃すため、情報を持つ者と持たざる者の格差が広がります。

 

多くの方は「自分は騙されない。」と思うでしょう。

しかし、どうか他人ごとと思わずに読み進めてほしいです。

というのも、SEはなぜか情弱ビジネスに引っかかりやすい傾向にあります。 

 

実は私も、引っかかったことがあります。

しかも、恥ずかしながら一度や二度ではないです…泣

 

今回は過去に騙されてしまった私の経験を踏まえながら 

  1. どのようなSEが情弱ビジネスに引っかかってしまうのか
  2. SEが引っかかりそうな、具体的な情弱ビジネスとは
  3. 情弱ビジネスに引っかからないために気をつけるべきこと

 

以上についてお伝えしていきます。

自分だけでなく、身近な人に向けても引っかかりそうなら警報をならしてくださいね。

 

 

1、「誰でも稼げる!」「すぐ稼げる!」に釣られてしまうSE

 

情弱ビジネスに引っかかった私の頭の中(´;ω;`)

 

本当は恥ずかしいのですが

皆さんには絶対に絶対に引っかかってほしくありませんので

過去の私がどんな手法で引っかかってしまったのかをちょっとだけ紹介します。

 

 

まず初めに

「本当は数10万円する稼げるヒミツを動画で公開中!」

みたいな謳い文句(広告媒体)を見つけました。

お金を稼ぎたいし無料なら損はないし…動画を見て最初は興味本位でメルマガに登録しました。

 

すると魅力的なメルマガが送られてきます。

  • 「このビジネスは誰でも稼げます!」
  • 「私はだれでも稼げる世の中を作りたいんです!」

 

と、"何をやるのか"、"どう稼げるのか"と仕組みがいつになっても出ないメルマガが何回か続きます。

イライラしながらも数日後には、実績や体験記などを前面に押し出す動画が出てきます。

誰でも稼げるそうです。

ビジネスがわからない私でも、これなら私にもできるかも…

 

次に、

「本当は数十万するのですが…今だけ2万円で稼げるヒミツをお伝えします!」

とレポートを購入させるメールが送られてきます。

 

数十万が2万円だそうです。

だいぶお得です。しかも今だけです。

 

数十万だったら全く手が出ないところでしたが、それくらいなら出せる…!

誰でも稼げるなら初期費用はすぐ回収できるから。

だって、立派な自己投資じゃないか!このチャンスを逃す手はない!

 

というわけで、ちょっと迷いつつも数万円を振り込みました。 

 

2万円振り込んで確認した結果は、様々あります。

以下はお金を振り込んだわけでないのもありますが、セミナーまで行ったものもあります。

  • 絶対稼げるアフィリエイト(自己アフィリツールだった...)
  • FX自動化ツールだった(指定先銀行口座がなんと計画倒産した海外口座だった...)
  • 海外アダ○トのアフィリエイトを利用した動画まとめサイト構築
  • FBやLINE@での見込み客リスト集客術(見込グループに対し友達申請。その後、高額商品売り)
  • ブログアフィリエイト
  • 著名人の名を入れたセミナー(著名人は来ない、その後紹介される高額商品を購入後呼ぶ。)

 

 

結果、もちろんその数万円は回収できませんでしたww

今回の記事はいつも以上に、過去の自分に読ませてあげたいです。泣

 

引っかからないとわかっていても、現にお金が入ってこない状況だったら1%でも"もしかしたら"という可能性に参加したくなるわけです。

 

現に、やるつもりはありませんが入会金1万円で入れる某グループで紹介されるプレミアムと言われる案件は、大多数が怪しい案件ばかりです。

特には金融系がほとんどですね。

 

しかし、その会員にはなんと2017年には10万人に昇るとのこと。。。

 

慎重なのに騙されやすいのは、すぐ稼げるようになりたいから

 

会社員SEも同様ですが、フリーランスSEだとしてもとにかくお金の不安が大きいです。

 

  • ずっと仕事があるかどうか確かではない
  • 貯蓄もしたい
  • 怪我や病気にかかって仕事ができない状態に突然なったらどうしよう

 

ですから今のうちにどうにかしなきゃ、という現状打破を意識した行動が逆手に取られてしまいます。

「今だけ特別!」みたいな謳い文句に引っかかってしまいます。

私もそうでした…泣

 

私は再三「フリーランスSEは最低限のマネーリテラシーを持つべきだ」と

お伝えしていますが、このような怪しいビジネスに騙されないためでもあります。

 

 

会社員SEにも同じことが言えます。

基本給がなかなか上がらず残業代で稼いでいる方が多いため

増えない収入にいら立つ気持ちが勝ってしまい

怪しいかもしれないと思いつつも手を出してしまうのです。

 

前述した煽り文句の内容は、はっきり言ってわかりやすい情弱商材だと思います。

しかし、

  • 今でも通用している(引っかかる人がいる)
  • もっと巧妙でわかりづら(もしくは信用がある会社が絡む)
  • 一応、実績を出している奴がいて、そいつが羨ましい
  • なにより自分がそこまで稼いでなく、不満が溜まってる

これらから、たとえ慎重なSEだったとしても「ちょっと試したい」と思い、詐欺とも言える情弱ビジネスに踏み込むことになります。

 

自分の将来について、大切なお金について

まじめに考えるからこそ「誰にでも・今のうちに・早く稼げるビジネス」に騙されてしまう方が多いのです。

 

まとめ:

SEが引っかかりやすい理由

  • お金に不安を感じていて、早く稼ぎたいから
  • 将来を見据えているがゆえに「実績がある」・「誰でもできる」という謳い文句を信じてしまうから
  • 慎重であるが、よくならない労働環境から不満や不安が募り詐欺とも言える情弱ビジネスに引っかかる

  

2、SEが引っかかりそうな、具体的な情弱ビジネスとは 

なにも情弱ビジネスといっても高額商品だけとは限りません。

情報を抑えていないがために、提案しやすい内容も情弱ビジネスに該当します。

 

「月収〇〇万円の高額案件」などの煽り広告に注意! 

フリーランスSEと提携する大手のエージェントには

高い月収を掲げて煽り広告を打っているところがあります。

確かにいくつか高額案件はあるのでしょうが

蓋を開けてみたら、単に残業が多い会社だったり

実は誰もやりたがらない炎上案件だった…なんてことになる恐れがあります。

 

もちろん高単価案件はあります。が、当然ながら責任は増します。

よく私の相談者でも大したスキルは無いのに

「私は○○万円以上の案件じゃないと請けません。」というSEもいます。

そういう方は強みを勘違いしているケースが多いです。

(もちろん高スキルかつ、信頼が持てるとわかるエンジニアであれば問題ないですが。)

 

当記事内容とずれてしまいますので、以下の記事をお読みいただければ。

miyahiro.hateblo.jp

 

 

 プログラミングスクールを案内するアフィリエイターに注意!

「未経験からでも、スキルを身につけるとこんなことに挑戦できる♪」

と前述したフリーランスSEの高単価を煽らせ、スクールに通わせるように誘導するアフィリエイターも多いです。

 

スクールを否定する気はないですし、

むしろジョブジェンジにはスクールが重要だと考えていますが、

フリーランスSEはプロであることが前提です。

 

企業側の立場であっても当然ですよね。

スクール卒業レベルで高単価で取るのなら、

大学卒業後の新卒採用者の方を即戦力採用するのと変わらないですね。

(ただ企業としては雇用を守るという義務があるので、なんとも言えないですが)

 

即戦力として自分が磨きたいスキルを強化していくべきフリーランスSEに

未経験からのスタートを紹介する記事をみたら、怪しいと思っていいです。

 

未経験の人が、精神的に過酷な環境で辞められる方が非常に多いこの業界。

いきなり即戦力でフリーランスSEになる。

あなたは耐えれそうですか?

 

高額な保険商品にも注意!

SEには高額な保険に入っている方が多いです。

だいたい皆さん「納得して入った」とおっしゃるんですが…

 

保険に入っている方、思い返してみてください。

自分がどんな保険に入っているか、本当に分かってらっしゃいますか? 

  • 「この保険に入れば将来の貯蓄にできますよ!」
  • 「安く入れるのは若いうちだけですよ!」

 

などなど、その場の営業トークで納得させられてしまい必要ない保険も契約していないでしょうか。

 

このようにお伝えしていても、慎重がゆえに

大手保険会社のブランドや営業のひととなりに魅力を感じているから。

と、頑なに高額の保険料を払い続ける人が多いです。勿体ないです。。

 

いかに人は、ブランドのイメージで購入しているか!ですね。

ITでも同じことが言えます。

 

大手企業に入り、結局転職を決める方の多くが

  • 自分の成長が実感できない、むしろ不安
  • ITに入ったのに総合事務職になってる
  • 希望が通らない

以上のように悩まれています。

そういった悩みを解決するために、上記を踏まえた上でどのように動くべきかを抑える必要がありますね。 

 

 まとめ:

  • 高額な月収で呼び込む煽り広告にはウラがあることが多い
  • 「未経験からフリーランスSEになれるスクール」という謳い文句は疑ったほうがいい
  • いかに人はイメージで購入に至るか

 

 

3、情弱ビジネスに引っかからないフリーランスSEになるために

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フリーランスSEになる目的をはっきりさせましょう

 

前述したように、根拠はないけれど魅力的な情報に引っかからないためには

  • 何のためにフリーランスSEになるのか
  • どのような段取りで事業を作っていくのか

以上を具体的に考えることが大切です。

 

 

儲かったお金の使い道も慎重に考えましょう。

なんとなく稼げそうだから…とフリーランスSEになると

稼ぎが増えても浪費に走ってしまいます。

 

事業を立ち上げるときも、

リテラシーがないままいろいろなビジネスに手を出そうとすると

結果、怪しい人に騙されてしまうということになりかねません。

焦りだけが先行し、結果何も残らないということは少なからずあります。

 

これまでにもブログで何回か紹介していることですが

フリーランスSEになることを「目的」にしてはいけません。

 

フリーランスSEになるという「手段」

増やしたお金と時間を使って何をしたいかが重要です。

間違えないでくださいね。 

 

周りの大切な人を巻き込まないために…

 

良いビジネスを見つけたと思っても

あなたが成果を実感するまでは人に勧めてはいけません。

 

もし本当に良いビジネスだと思って勧めていたとしても

根拠も持たずに勧誘すると、怪しい人だと思われて信用を失います。

お金が無くなるだけなら取り戻せますが、信用は簡単には取り戻せません。

 

良いと思って始めたことが上手くいかず、お金を失った上に

大切な人からの信用も失ってしまうなんて最悪ですよね。

 

実はMLMと言われるネットワークビジネスは、SEの参加人数は多いです。

意外かもしれませんが、私も加入しそうでした。

そして多くの方から紹介されたのもネットワークビジネス

さらに紹介した9割が稼げてなくて、内4割が辞めたと連絡受けています。

 

また、続けていうとネットワークでノルマを払うための資金稼ぎにフリーランスSEになったという方もいます。

ここまで来ると本末転倒ですよね。

でも、このような情弱ビジネスにハマってるというのも事実なのです!

 

人に勧めるのは自分が成果を実感してから

 

私はキャリアコンサル時に色々なスクール・企業をお勧めしています。

その時気をつけているのが、自分が試して良いと思ってからお勧めすることです。

私自身がお金を払って、実際にやってみて成果が出たもの

相手のやりたいことに合っていそうだと思ったものだけを厳選して紹介しています。

 

成果が出るかわからないものを勧める人には根拠がないですが

私は自分で体験し、どのように成果を得たのかをお伝えできるので

安心して信用していただける自負があります(^^)

  

まとめ:

  • 情弱ビジネスに引っかからないために、フリーランスSEになる目的をはっきりさせる
  • 増えたお金と時間を使って何をしたいか考える
  • 良いと思ったものはまず、自分で成果を実感してから人に勧めよう

 

 

総括

 

フリーランスSEとして働いていく準備段階にいる皆さんは

比較的知識も経験も浅いため、騙す標的にされやすいです。

 

 もしかしたらこの先、情弱ビジネスかが魅力的に見えてしまったり

信用している友人に勧められて気になってしまったりするかもしれません。

できる限り分かりやすくお伝えしたつもりですが

最初から絶対に引っかからない人でいるのは難しいです。

 

 そうならないために、以下のことを意識しながら過ごしてください。

 

  • 社会人として最低限のマネーリテラシーを身につけること
  • 挑戦する前に本当に良い結果が出るものかどうか考えること
  • 自分が結果を出したことのないものは人に勧めないこと

 

特に太字のマネーリテラシーは重要です。

私はこれがなかったから騙されてしまいましたので…

 

もちろんそれがきっかけでマネーリテラシーの重要性に気づくことができたので

今となっては勉強になったと思っています。

 

皆さんには絶対に引っかかってほしくない!という思いで今回の記事を書いています。

 

自分自身が情弱にならないよう心掛けることで、情弱ビジネスの被害を防ぎましょう。

あなたが助かるのはもちろん、あなたの周囲の人たちをお金と信用の危機から守ることにもなるのです。